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テーマ:住宅コラム(1810)
カテゴリ:建築
右の給湯器の暖かい排気が冷たい外壁に当たると結露します。 結露水が直接、建物の瑕疵の訳じゃないのですが、 竣工検査で、吹く向きを変え、結露は、解決しました。 結露の原理は、 同じ体積当たり、温度が下がると、空気中に含まれる水の量が減り、 冷たい個所(アルミサッシや押し入れ)で、液体(結露水)になる事です。 慢性的になると、カビなど生え、非常に健康に悪く、建物も痛みます。
根本的に結露を無くす方法として、 1.含水量を減らさないため、一晩中、暖房する。但し、暖房費がかさむ。 2.温度が下がって、含水する量が減った分だけ、外から、湿度の低い外気を入れる。
結露になりづらくする方法として 1.外壁や開口部を高断熱にして、室温の低下を抑える。特に窓は熱損失が大きい、空気層が多いペアガラス、二重サッシ、断熱ブラインドや内障子、などが効果的。 2.表面温度を上げるため、一重でも樹脂サッシが結露しづらい、インナーサッシを追加すると、樹脂で二重サッシとなり、熱損失も少なくなるので、結露しづらい。 昔は、隙間風で、黙っていても、乾いた外気が入り、結露しませんでした。 ただ、うすら寒い。泣 今は気密性が良くなり、シックハウスなど別の問題があり、給気口を設けて、24時間換気が主流です。 高気密高断熱と言って気密性を争っていながら、給気口を設けてます。 まったく、変な話です。笑
私がお気に入りの給気口です。 ポンと押して、給気量を大中小って感じで定量的に切り替えるのでなく、 廻して、風量を変える事が出来るタイプです。 壊れづらく、そして 微妙に調整して、結露を防ぎます。 排気の熱を給気と交換する換気扇でない場合、寒い外気はなるべく減らしたい。 そう言う時、シンブルですが最高です。
簡単な対策は 御住い家の換気の調節です。 少し、予算があるなら、 1.断熱ブラインド設置。 2.リホーム用のペアガラスへ交換。 3.樹脂のインナーサッシの設置。 などがが効果的です。
給気口 BIC換気システム 株式会社建友 〒179-0081
エアコンのいらない家 [単行本] 山田浩幸 (著)エクスナレッジ http://www2.odn.ne.jp/ymo/NoAirCH-20110630.pdf#search='エアコンのいらない家' お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年02月14日 04時23分49秒
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