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テーマ:住宅コラム(1810)
カテゴリ:建築
自分の身の丈にあった空間で、十分生活できる。 空間が小さければ、失うエネルギーも小さい。 地球にも、お財布にも優しい。 小さな家は工夫すれば、無限の可能性がある。
小さな家と言うと 東考光さんの「塔の家」 http://www.ienojikan.com/toptopics/architect/20081126.htmlや 増沢洵さんの「 9坪ハウス」http://diamond.jp/articles/-/2865 という有名な狭小住宅があった。
塔の家は狭い敷地で、光の使い方、見事な吹き抜け、RCの杉板の打ち放し、味わいが蓄積されている。 ただ、住むには苦労が要ったと思う。外壁率は高く、断熱らしきモノは見えない。 温熱環境は相当厳しい。 また、個室的なところは少ない。
それに比べると、9坪ハウスは、シンプルで外壁率も少くエネルギーも逃げずらい。 木造という事で、材料を生産するエネルギーも外壁でRCの1/5で済む。 ただ、全面は全て開口、冬は光は入り、暖かく、有難いが、夜の熱損失や夏の日射には辛い。 ただただ、大きい吹き抜けも、熱容量が多く、無駄になり易い。 もう、一工夫すると、小さい家は大きく化けそうだ。 高低差換気、風の道、日射の入れ方と防ぎ方を熟慮し、窓を配置する。 最小限で最大限の広さを見せる吹き抜けとハイサイド窓。 設計者にとっては面白い。
この本で森さんも小さい家を推奨してます。 省エネ・低CO2排出 世界基準の「いい家」を建てる。 日本初「パッシブハウス」は、ここがすごいhttp://www.php.co.jp/books/detail.php?isbn=978-4-569-77010-9 著書 森みわ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2013年10月06日 14時17分56秒
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