|
テーマ:住宅コラム(1810)
カテゴリ:建築
中古建物売買や賃貸の物件検討時、気になる耐震の質問について、答えてみた。 Q:耐震等級いくつくらいならいいか 最近のコンクリートの圧縮試験では、工事してから、1週間で設計強度が出ています。その後、どんどん、強度が増していきます。 しっかりした、工事管理と維持管理していけば、等級「1」で十分です。 Q:耐震と免震の違いは? 「免震」は基礎と建物とを分離御し、免震装置が振動エネルギーを吸収し、建物に振動が伝わらないようにする工法です。 家具などの被害対策は断然、「免振」だと思います。しかし、建物として効果が実感できるのは、中高層になってからだと思います。3階以下の低層建物では、耐震で十分だと思います。10階以上になると、等級1の合法的な耐震構造でも、結構揺れます。ただ、等級1の合法建物では、震度6強から震度7程度に対しても、人命に危害を及ぼすような倒壊等の被害を生じないことを目標としています。 Q:そもそも耐震等級とは? A:建築基準法の基準が耐震等級「1」 等級「1」の1.25倍が等級「2」、1.5倍が等級「3」です。 ちなみに「長期優良住宅」では、次世代省エネ基準や維持管理基準の他、この耐震等級が「2」以上は必須です。
1.昭和57年前後(建物完成年) 画期的に、強化されてた新耐震基準です。1981年(昭和56年)6月1日以降着工の建物に定められたものをいいます。着工なので、完成は半年から2年後です。そこまでは怪しいです。 2.昭和47年前後(建物完成年) 1971年(昭和46年)6月17日鉄筋コンクリート構造建物の柱帯筋の基準を強化したことはよく知られています。阪神大震災で、旧耐震でも、この改正後の建物は結構、残ったそうです。 3.昭和46年以前は、使用しないほうがよい。 特別な根拠があれば、別ですが、構造的には、かなり、脆弱です。
マンションの耐震性等についてのQ&Aについて(国土交通省HP) http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha05/07/071208_2_.html#10
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012年10月11日 15時20分07秒
コメント(0) | コメントを書く
[建築] カテゴリの最新記事
|