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カテゴリ:建築
雑誌を読んでいたら、今後のトレンドは、 「物からサービス」、「私有からシェア(共有)」だそうだ。 確かに「つながり」に幸わせを求める人が多くなってきた。震災以来、結婚や出産も増えているらしい。 純粋に親の老後が心配になったり、期せずして、賃金があがらず、予算の関係上でも、二世代住宅をつくりが増えてきた。三世代で、祖父母が孫の面倒を見、若夫婦が共稼である。 でも、孫の人間形成には、きっと、いいだろう。 子供世代が帰ってきた家は賑やかだが、そうでない、家持ち世帯の老夫婦や独居老人は、元気に活躍されてる方もいるが、寂しくされてる方もいる。 今後、少子化で、十分な年金を貰っている方も、相対的な年金額は減って行く。悲しいけれど、資金的な「長寿リスク」なる問題が出てきそうだ。いかに、資産を有効活用し減らさない、工夫も考えたい。
<資産に応じた「長寿リスク」対策>、ここまで、する必要があるかどうか?は別として、提案してみた。 1.ある意味、まったく、資産のない方は、本当に困ったら、生活保護がある。 2.戸建、分譲マンションの住み替え場合、リロケーションで、一廻り小さな住宅に引っ越し、自宅は貸出し、自分が住む賃貸住宅の家賃との差額を生活費に充てる。 3.戸建、分譲マンションで、子が独立し、部屋が余ってる場合、自分も住みつつ、余った部屋を貸す。 ・戸建をリホームして、賃貸住宅部をつくる。コストは少しかかるが、賃借人とかかわりを少なく出来、手間を減らす事も出来る。 ・マンション同居、鍵を変えるだけで、大家とのシェアハウスで収益を上げられる。ただ、まったく、一緒に住むので、入居者との信頼関係をどう構築するか?課題はある。 ・世代間共存シェアハウス「見守荘」計画 老いた大家(オオヤ、貸す人)の見守りや生きがいも兼ねる。店子(タナコ、借りる人)に共有部の掃除当番、月に一度程度の会費制食事会などイベントに参加、店子同士や大家も負担のない程度、共存し互いに見守る。その分、賃料を安めにし、互いにメリットがあり、絆も生まれる。家は人がいる事により、防犯性も良くなり、使う事により建物も痛まない。 法的な規制、建物の構造やプライバシーの間合いの取り方は十分検討する。まったく、工事しないか?最小限の工事で、シェアハウスを開始出来る。ローンが使える人は賃料を返済に充て、自分が住む空間の耐震補強や断熱強化をし、居住性を上げる事も出来る。 増改築の確認申請も法的緩和があり、合法で工事がしやすくなった。弊社で、設計やコンサルタントする場合、相談や下見は当然無料だ。基本はなるべく工事費や設計料など初期投資を減す。入居時の礼金か手数料や更新料など、成功報酬的、継続的な支払いにし支払いリスも分散させる。弊社も継続的なのは有難い。 シェアハウス参考http://www.realtokyoestate.co.jp/estate.php?n=9053 株式会社コルピソス一級建築士事務所 所長 伴場吉之
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Last updated
2012年12月27日 11時40分18秒
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