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テーマ:不動産投資(60)
カテゴリ:建築
12年前に竣工し、コルピソスで設計した JR大久保駅徒歩2分の狭小敷地の集合住宅に久しぶりに行ってみた。 東中野に現場が有り、ちょっと遠いが歩いてみた。 植栽時には小さかった「甲州街道の欅」しっかり根づいていた 少し、日差しも当たるのか?12年経って劣化有り
狭隘道路・狭小敷地の木賃アパートの再生 設計主旨 本計画は、無秩序に開発された大久保駅2分の路地裏のアパートの建て替えである。アパートは高度成長期に建てられ、築40年以上経っている。当然、旧耐震設計で、低気密、低断熱である。そこに、無理繰り、1畳用ユニットバスを改修で入れた。時代と共に、仕様、構造的にも限界に近づき、空部屋も出て、建て替えとなった。しかし、前面道路は幅員2.38mで両側に電柱が立ち、小滝橋通りからクランクして入る。大型車は入れず、コンクリートのポンプ車は都道小滝橋通りから配管だ。その上、クレーンはなく、鉄筋は手運び搬入だ。杭打ち機も入れない。幸い、ローム層に地耐力検査をし、直接基礎が出来た。敷地は間口が3間(5.43m)で約20坪(67㎡)である。間口が狭く奥行きが深い。その中、工夫し、1フロア、2戸取った。法改正で天空率が使え、近隣のビルより、道路斜線が緩和出来たのは幸いだった。これからの都会の共同住宅は、耐震性・高気密・高断熱・防犯対策は当然だ。ただ、経済性も配慮。内断熱にしたが、断熱不要部はコンクリート打ち放し、不要部は壁も天井も仕上げしない。その上で、収納に配慮した。帖数優先は収納に影響した。天井までの収納に天袋の新設。実質の空間の豊かさに配慮した。そして、見失った人間性・社会性の回復。先ず、季節を感じさせる。たった、33cmの前面道路との間の庭に落葉の高木を入れ、新緑・花・紅葉・落葉で四季を感じさせる。冬場、花や紅葉する灌木を入れバランスを考えた。建物への愛着、シンボルを考え、エントランスに彫刻家による木彫「禁断の林檎」を設置した。効率化、個室化のアンチテーゼへの「禁断の扉」へのヒントになればと思う。
施 工:安芸建設株式会社 <建築> 2022 正月 STAGE FIRST UENO-MATUGAYA ASYLCOURT 竣工 2020年初夏 中軽井沢 石の教会 内村鑑三記念堂 NHK 鑑賞マニュアル「美の壺」 『和モダン・暮らしと憧れ展』 建築異文化交流(地主土地有効活用賃貸マンションと投資用分譲マンション) 無垢材+天然薬剤抗菌防水塗料「柿渋」&セルフビルド漆喰&無垢材フルカスタムキッチン 平成12年太田の建前「祝詞(のりと)」「餅撒き」「木遣り合唱」 Courant ascendant(上昇気流)階段束壁に大壁画 William Morris(1834-1896) ウィリアム・モリス <資産運用&相続税対策 関連ブログ> 建築異文化交流(地主土地有効活用賃貸マンションと投資用分譲マンション) 世田谷では敷地120m2で相続税対象? 先ず小規模宅地の特例 <高気密高断熱住宅関連ブログ> 世界基準の「いい家」を建てる 。家だって燃費で選びたい。 エアコンいらずの家:屋敷林(くね)、冬の北風を防ぎ、夏の涼気の染み出し <建築相談関連ブログ> 地盤改良費の負担について お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2022年03月22日 15時24分33秒
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