こまぷろぐ

2015/10/01(木)22:02

デジタル機器に高コストをかけるピュアオーディオ信者の愚

AV機器とか家電かんけい?(56)

『ソニーの”高音質SDカード”に音飛びなどの不具合 新品に無償交換』(ITmedia)のニュースに失笑。 『アイ・オー、32万円からのネットワークオーディオ用高級NAS 』(PC Watch)のニュースも出たところで、ピュアオーディオマニアっていうのは本当に「搾取され体質」だなあと。 そもそもピュアオーディオっていうのが宗教なワケで、宗教っていうのは突き詰めると今も昔も実質は「集金システム」に外ならないわけですけど。LANケーブルとかNASとかにコストかけて本当に意味があると思ってる頭脳に疑問を感じるというか。 デジタルの信号部分に揺らぎがある、ノイズが乗る、それが直接アナログ部分に作用すると音に影響が出る。そこについては分かります。 ただ、デジタル→アナログの変換をする時点で、電源系の安定化、データのバッファリングによる信号の安定化、他の回路と分離された同期信号の生成、入力や環境の信号ノイズをアナログ出力に極力影響させないような設計というのはそれなりの高級装置であれば当然実装されてしかるべきで、そういうことをちゃんとしている装置を使えば、デジタル信号のちょっとした揺らぎやそれが回路全体に及ぼす影響なんてのは人間の知覚レベルでは全くなくなるハズなワケです。 では、ケーブルやデジタルストレージの品質にこだわろうとするオーディオマニアが肝心のDA変換機器にその程度の配慮もないようなショボいものを使っているのかというと、、、当然こだわりの高品質な機器を選んでいるわけですよね(まあ、メーカーに騙されている可能性はありますけれども)。 ソニーのウオークマンやXperiaはSDカードのノイズがアナログに影響するほどダサい設計なのかと。その程度で高音質を謳っているのかと。 結局のところ、ピュアオーディオの世界っていうのは、金をかけた分だけ音質がよくなると信じられる人だけの世界で、そこは実際はプラシーボ効果全開の信ずるものは救われる宗教の世界なのです。本質は幹部に搾取されるだけのカルト教団なんですよ。 だから、ブラインドテストをやったりすると、人によっては出力に揺らぎのある一般向け機器の方がいいと言ったりするわけですね。実際のところ、自然界というのはそれなりに揺らぎやノイズがあるわけで、それがなさ過ぎる方が異常と言ってよいので綺麗すぎる波形は場合によっては違和感を感じるものなんですよ。 本当の意味でピュアオーディオをやるなら、機材は全部自分で設計・製造をするべき(他人が設計・製造したものを信用できる時点でただの信者)で、当然鑑賞のための防音室も整備しないといけなくて、そこまでやっている人がどれだけいるのかと。 まあ、お金をかけることで音質がよくなったと感じていて、それで幸せになれるなら十分だと思うので否定はしないんですけどね。基本的は騙されているだけの阿呆がほとんどなんですね。

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