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テーマ:アニメあれこれ(27162)
カテゴリ:アニメ日記
久々の更新。 なーんとなく見始めたら、止まらなくなってしまった。 アニメ版のONE PIECE。 おもしろいなー。 もともとONE PIECEのアニメ版には原作にないオリジナルストーリーがかなりちりばめられている。だいたいが本編に影響なく完結するエピソードとなっている。 どれもまぁまぁおもしろんだけど、やっぱり登場人物の価値観ってのは原作者じゃないと維持出来ないのかなぁ? この空島編でとても気になる追加シーンがあった。 178話。 ちょうどガン・フォールとピエール、アイサ、ナミが大蛇のノラに飲みこまれた、お腹の中のシーン。ルフィと出会って、ルフィがようやく蛇に食べられてたと言うことに気づくお笑いシーンがあったその次。原作だと一緒に口から脱出しようとするシーンに移るんだけど、アニメ版にはガン・フォールがアイサに謝るシーンが追加されている。 この話を知らない人のためにストーリを書いちゃいます。 空島の話は民族対立をベースに敷いたストーリーになっています。空島は空に浮かぶ特殊な雲の上に浮かぶ、これまた特殊な雲で出来た島です。そこに400年前、海底火山の大爆発によって、地上の島がまるまる半分、そこに住んでいた人々ともども吹き飛ばされてきた。 地面そのものが貴重である雲の上の人々は、これを神の贈りものとして先住民から奪い取り、かれらを追い出した。以後400年、両者は対立し続けている。 ところが数年前、雷の能力を持つエネルがやってきて、神(=支配者の称号)の座を奪って、この大地を聖域化してしまった。しかし彼はこの大地を一緒に打ち上げられて来た遺跡に眠る黄金が目的で、自分の目的を完遂すると、空島を地上に落とそうとする。 エネルの登場によって、はじめて共通の危機に直面した原住民と空島の人々は、ルフィーの活躍で危機が去った後、共に祝いあう。 そして過去を清算していくこととになる。ルフィさんありがとう、みたいな話です。 で、気になった追加シーン。 アイサ(シャンディア=大地の原住民の子孫の女の子)がガン・フォール(エネルが来る前の神)を殺そうとするのをナミとルフィが止めるというところ。 原作でもちょっとだけある。 一こまだけ。アイサがガンフォールに武器を向けるのを、ナミが止めなさいと言うだけ。 アニメ版ではごっさりとシーンが追加されていて、まず、アイサが今までの歴史からガン・フォールは許せないと、ガン・フォールが落とした槍を拾って突きつけ、殺すという。 それに対してガン・フォールは、歴史的に自分達に非があることを認めながらも、もはや自分が死んで解決できない問題になっていると言いつつ、アイサに頭を下げて謝罪する。 だがアイサは感情的に、悪い奴らと平和に一緒に暮らせないと否定すると、ナミが「悪いのは他の民族と共存することを拒む心よ」と諭す。 それでも収まらないアイサはガン・フォールに襲い掛かる。 その槍をルフィが止めて「謝ってんだからよ、命とるまでもねぇだろ」と言う。 ようやくアイサが諦める、と言う感じです。 何でこれを追加したんだろう? もちろん、原作に追いつきそうで時間が余ったから、ってだけだろう。それはそうなんだけど、実は原作では、ルフィたちはこの国の問題に一切口出ししてないんですよね。 エネルを倒したのも仲間を守るためであったりモンブラン・クリケットのために鐘を鳴らすためだったりする。 確かにごもっともなセリフなんですけど、 ナミにしてもルフィにしても、どうも似合わない。 ルフィも基本的に他人の喧嘩には口出ししない。 ウソップならそういうかもしれないけど、ナミも自分の経験以上のことは言わない。今は喧嘩している場合じゃない、とはいっても、それ以上は言わないだろう。 きっと有無を言わさず強引に収めるんだろうな。 それと、個人的には、民族問題はだいたい利権問題だと思う。 利権の対立から心の問題が生じるのであって、その逆じゃない。 だから悪いのは心の問題じゃなくって、解決するための共通のルールが無いことだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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