カテゴリ:飛鳥里山クラブ
お天気もよく遠足日和でした。そして仕事も休み。明日香まで行ってきました。一番の目的は平山郁夫展。今ハマっている古墳めぐり。平山郁夫さんの存在を知ったのは高校生のとき。NHK特集「シルクロード」にかじりついて観ていた頃です。この時期に作家の井上靖さんや司馬遼太郎さんの作品と出会ったり、平山郁夫さんの絵をテレビで見たりしたのでした。社会人になってから中国を旅行したときも、中国の人からも三山に数えられる日本画家として尊敬されていることを知りました。あとの二人は東山魁夷、高山辰雄だったかナ?
バスから眺めたのどかな明日香の田園風景です。静かですね。どこでも鳥の声が聞こえます。 奈良県立万葉文化館。古代建築を思わせながらもモダンな建物です。せんとくんもお出迎え。 エントランスの棟と展示室の棟をつなぐ渡り廊下の下は飛鳥池工房遺跡跡。日本最古の通貨「富本銭」の鋳造などが行われたようです。 平山郁夫さんの作品は圧巻です。テレビや画集などで見たことのある作品ばかりです。たぶんいくつかはほかの美術館でもみたことがありますが、これだけ揃うと画家の世界観がよくわかります。特徴的なのはやはりアースカラー。オレンジと黄土色とそして青。赤を主に使った作品は二つ。その一つが原爆で燃える広島を描いた「広島生変図」。釘付けになります。平山郁夫さんは被爆を体験されているんです。図録は迷いました。本棚がパンパンなので諦めました。 売店には飛鳥に関する資料や本やお土産がいっぱい売ってます。お寺、施設、駐車場などの割引券がついたパスポート、明日香の航空写真地図、古代飛鳥京絵図を買いました。また来るつもり満々。里中満智子さんの「長屋王残照記」買ってしまいました。(-_-;) 万葉文化館のお隣は亀形石造物と酒船石があります。亀形石造物は宮殿の庭に置かれていたもの、酒船石お薬とか作るためのもの。断定はできないようですが。 万葉文化館から1kmほど持ってきたおむすびを食べながら歩いて石舞台に行きました。遠足の子供たちでいっぱいです。封土がくずれて石室がむき出しになっちゃった古墳なんですね。蘇我馬子の墓かもしれないということです。 石舞台からバスに乗って天武・持統天皇陵に行きました。全然人がいません。私だけでした。今いろいろ本を読んでいてどうしてもお二人に会いたくなって…古墳で夫婦合葬は珍しいと思います。やはり壬申の乱以降夫婦でありながら同志でもあったわけだから、絆も強かったのかな。そう思いたいです。 1.2kmほど歩いて飛鳥駅へ。途中高松塚古墳のある大きな公園などを通り過ぎました。また別の機会にゆっくりと来たいです。飛鳥駅の案内板にはたくさんの名所旧跡。全部行ってみたいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.04.28 23:03:28
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