|
カテゴリ:飛鳥里山クラブ
国営飛鳥歴史公園の夏休みイベント「富本銭・海獣葡萄鏡作り」のスタッフの研修に行ってきました。
富本銭のレプリカを作るための型です。シリコンゴム製。型作りからやるのかなと思ってましたけど、さすがにそこまでは…ですね。 ![]() 離型剤を刷毛で薄くまぶします。 ![]() 地金を溶かします。低融点合金という便利な工作用の金属があることを知りました。調べてみたら、融点もいろいろあって面白いですね。水銀のような液体のものもありました。どのような物を作るかによって、選ぶんだろうな。今回のは融点が130度くらいで、錫を主原料に他のものが少し混じっています。綺麗な素材だし、柔らかいので加工しやすいです。それでも金属であることに変わりはないので、ある程度硬さと格闘はしなくてはいけません。 ![]() 型は太いゴムでしっかり固定して、溶けた金属を流しこみます。固まるまで7分くらい。 ![]() 固まったものはこんなかんじ。明日香村から出土された日本最古のお金富本銭もこんな風に成型してくっついたままのものも見つかっています。 ![]() 手でもちぎれますが、ちゃんとペンチなどを使って丁寧に切断することをお勧めします ![]() ![]() 同じ方法で作った「海獣葡萄鏡」高松塚古墳の副葬品として出土したものです。 ![]() ゲートの出っ張りをペンチなどでとります。バリが残りますので、ここから磨き作業に。(富本銭も磨きます) ![]() 粗いサンドペーパーで磨き始めたところ。凸凹やキズがあるので、取っておきます。 ![]() サンドペーパーの番手を上げ、最後は磨き粉で仕上げます。私は時間内に磨ききれなかったので、家で仕上げました。磨き粉を使わずともマイクロファイバーの繊維製品が家にあれば鏡面に仕上げられます。私はお掃除用の手袋で鏡面に磨きました。 ![]() こちらが裏のデザインです。 ![]() 富本銭と海獣葡萄鏡の他に勾玉づくりを夏休みのイベントとして体験していただけます。夏休みの思い出づくり、学校の宿題にいかがですか?詳しくは↓ 夏休み企画 飛鳥古代体験・8/8~8/16
Last updated
2015.07.29 09:16:17
[飛鳥里山クラブ] カテゴリの最新記事
|