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カテゴリ:ライブ観戦 2005
60年代初期から現在に至るまで音楽界に君臨する 女性シンガー・ソングライターの大御所かつ スーパースター、キャロル・キング(63歳)のライブ、 The Living Room Tour 2005を観に行ってきました。 ここ最近、夕方以降になると必ずと言っていいほど、 雷雨&強風に悩まされているアトランタ近郊。 今日のライブも野外コンサートなので天候のことが 気になりました。(夕方の時点で怪しい雲行き)。 いつものごとく、おにぎりを食べながら、 ライブが始まるのを待ってました。 隣に座っていたおばちゃんたちがスゴイ。 ビッグマックサイズのフライドチキンを ペロリとたいらげたら、その後「真っ赤な」、 そしてみるからに「ケミカル」な大きなケーキを これまたペロリ。 チッパー、その光景だけで満腹です(笑) ツアーのテーマである、Living Roomの名の通り、 ステージ上には、グランド・ピアノ、カウチ、 ライトスタンド、コーヒー・テーブルなどが 置いてあり、キャロルの部屋で一緒に音楽を 楽しもうという雰囲気を感じ取ることが出来た。 夜8時10分過ぎ、キャロルが赤いバラを持ってステージに登場。 一瞬、グレン・クロースか、サラ・ジェシカ・パーカーか、 ってな風にも見えましたが。。。(ほんの錯覚です・笑) そして誰だろう? 一人の老女が彼女について歩いてくる。 「私の母です」とキャロルが紹介すると場内は大喝采。 今日のライブは母親同伴で行うという、ちょっとしたサプライズ。 常に何か変化がある「生演奏」ならではの最高の演出。 キャロルがピアノを弾き、オープニング曲の「ミュージック /ウェルカム・トゥ・マイ・リビング・ルーム」を歌い始める。 昨年の同名ツアーがCD化されリリースされたばかり。 キャロルがマイクを持って観客にホットなニュースを報告。 「今日はみんなにいいニュースがあるの」「今入ってきたニュースよ」 「CDが TOP40の17位になったのよ」。もちろん場内拍手喝采。 ちょうどこの時点から雷が鳴り出し、雨が降り始める。 ものすごい雷の音である。場内騒然。(どやどやがやがや) キャロルが「今日は神様にパーカッションをお願いしたのよ」 と言った瞬間に雷の大爆音!(カーマインかコージか?・笑) キャロル「ほら、ちゃんと私のお願い事、聞いてくれてるでしょ」と。 大雨と雷音の中、この調子でジョークを織り交ぜながら、 素晴らしい楽曲の数々で聴衆を楽しませてくれました。 ライブは二部構成。(下記セットリスト参照) あまりにも雨が激しかったせいか、観客も徐々に避難。 私チッパーも雨宿りできるところまでいきました。 いやぁ、ずぶぬれのコンサートはこれが初めてです。 第1セットは雨の激しさによるハプニングのため、 演奏時間が多少短かったように感じられました。 ハイライトは「Where You Lead」の歌詞を、 「母と娘」の内容に置き換えて歌ったこと。 「Now And Forever」にまつわるエピソード。 ペニー・マーシャルの92年の映画「プリティ・リーグ」 (43年のアメリカが舞台の、史上初の女性プロ野球リーグの話。 主演ジーナ・デイビス、トム・ハンクス、マドンナ他) の音楽を監督から依頼されたキャロル。 映画のエンド・クレジットに使用される予定だったが、 映画の契約書に「マドンナの曲を使うこと」とあり、 結局その話はボツに。ペニーから申し訳なさそうに その旨連絡があった。しかし監督はキャロルの曲を オープニング・クレジットに使用してくれた。 それが「Now And Forever」であります。 他の会場では演奏していない「Home Again」を披露。 彼女曰く、詩の中に「Snow is Cold, Rain is Wet」と 雨のことが歌ってあるからとのことでした。 大雨の中、なかなか味のある選曲です。 第一部の終わりはオールディズ・メロディー。 残念ながらチッパーは豪雨のせいで「雨隠れ・笑」、 「ウィル・ユー・ラブ・ミー・トゥモロウ」しか 聴き取れませんでした。。。(泣)。 第一部の終了時にキャロルは「第二部は、みんなの好きな曲、 ヒット、ヒット、ヒット曲を演奏するからね」と言って 袖に引っ込みました。 そして第二部は約束通り、ヒット曲オンパレードで これでもか、これでもかと押しまくりました(笑)。 セットリストを見ていただければどれだけ素晴らしい 内容だったかおわかりになると思います。 個人的には「Hard Rock Cafe」の演奏中、 「ハード・ロック・カフェでブレーブスの試合を観る~」 と替え歌で盛り上げてくれたところでした(笑)。 「I Feel The Earth Move」のノリはすごい。 このライブではアコースティックなサウンドを ベースに演奏してますが、それでも充分に 盛り上がる「音」で観客をKO。 「So Far Away」から「You’ve Got A Friend」までは キャロルと聴衆で大合唱の渦。泣きですよ。泣き。 そして極めつけは最後の「ロコモーション」。 「ロコモーション」のメロディがところどころ 顔を出すピアノのイントロで聴衆のボルテージは最高。 ようやく、曲がスタートすると、踊れや歌えの大宴会。 遠目で観ると、「雨ごい」の反対「雨止め祈祷」状態。 おかげさまで、小雨になってなってくれました(笑)。 今回の客層も50代以上の年配の方々が多かったと 思いますが、トム・ジョーンズの時と比べて、 どちらかというと大人しめの人が多かったような 感じを受けました。 トム様の時はとてもワイルドな老人が多かったと 記憶しております(笑)。 激しい雷雨の中でしたが、キャロル・キングの パフォーマンスは本当に最高でした。 すごい63歳ですよ。本当に凄い。 彼女の母親も最後までちゃんとカウチに座って 娘の見事な仕事ぶりを観てましたよ。 ロコモーションでは手拍子してノってました。 The Living Room Tour 2005 Chastain Park, GA July 20, 2005 1. Music / Welcome to My Living Room 2. (Love Is Like A) Boomerang 3. Where You Lead 4. Now & Foerver 5. Say Goodbye Today 6. Home Again 7. Love’s Been A Little Bit Hard On Me 8. Smackwater Jack 9. Oldies Medley (~ Will You Love Me Tomorrow) intermission 10. Up On The Roof 11. It’s Too Late 12. Sweet Seasons 13. (You Make Me Feel Like A) Natural Woman 14. Hard Rock Cafe 15. Chains 16. Pleasant Valley Sunday 17. I Feel the Earth Move 18. So Far Away 19. You’ve Got a Friend 20. Locomotion お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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