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カテゴリ:ライブ観戦 2005
「いま時代を越え、あの70年代のホットなサウンドが真夏の夜にこだまする。 ミラーボウルがまわる、光が交錯する、ドナが舞い、熱唱する。 永遠のディスコ・クイーンと共に、聴衆は70年代へとタイムスリップ! それは新しきエンドレス・サマーへの序曲にすぎない」 いきなり自作キャッチで始まりましたがどうでしょう? 昔のLPの帯を思い出してくれれば幸いです(笑)。 70年代のポップミュージックに多大な影響を及ぼした、 「ディスコ・クイーン」、ドナ・サマーのライブに行ってきました。 アトランタ交響楽団とのジョイント・ライブでした。 (昨年はトトとオーケストラとの共演を観に行ってきました) 末尾のセットリストを見て頂くとおわかりの通り、 前半はアトランタ交響楽団(フルオーケストラ)が演奏、 後半がドナ・サマー&アトランタ交響楽団(最小編成) というプログラムになっております。 ドナと言えば、3枚連続ナンバー1プラチナ・アルバム、 (それも全て2枚組)の記録を持つ唯一のアーチスト としても有名です。(彼女以外まだ誰も成し遂げていない) 夜8時過ぎ、アトランタ交響楽団がステージに登場。 ジョン・ウィリアムスの作品を解説を交えて演奏。 フルオーケストラの演奏は感動ものでしたが、 まあ、ディスコ・ミュージックを期待して観に来る 客が圧倒的に多いので、ほとんどの民は演奏を 聴いてなかったのが実情。 ボクは楽器の音を聴き分ける楽しみがあるので、 結構真剣に聴いてましたけど。 ハープの音色がとても美しかったなぁ。。。 約40分の演奏を終え、オーケストラが引っ込むと 多人数のステージ・クルーが登場。 約30分ぐらいかけてセットの作り直し(笑)。 この待ち時間がとても長く感じ一番辛かったです。 しかしステージ中央の真上に巨大なミラーボウルが 出現した時は、会場も大歓声をあげてました。 そして夜9時10分を過ぎた頃、バンドのメンバーが ステージに登場。ドナのヒット曲が所々に顔を出す、 「Overture」を演奏。ハードなアップテンポの ナンバーで、観客もノリノリ。掴みは上出来。 場内アナウンスの「Here is Donna Summer !」のコールと 共に永遠のディスコ・クイーン、ドナ・サマーが登場! 「She Works Hard For The Money」を歌い出す。 いきなり鮮やかなマイクさばきで客を魅了。 まるでトロンボーンを演奏しているようだ。 音量調節はあくまでも「肉声」で行う素晴らしさ。 マイクなしでも充分にいける声量だ。凄い。 ギターが奏でる哀愁のメロディから始まった 「Once Upon A Time」ですでに満腹。 そしてボクの大好きな曲「I Love You」を披露。 ジョルジオ・モルダー節が炸裂だ! いわゆる70年代のダンス・ミュージックというのは、 リズムやビートよりもメロディで聴かせる部分が 比重を占めていたんですよね。本当にいい曲です。 もっとロングバージョンでやってくれ~との 「孤独の叫び」でした(笑) ドナ・バージョンで聴かせる、バリー・マニロウの 名曲「Could It Be Magic」もナイス。 「マッカーサー・パーク」での歌唱力の素晴らしさ。 思わず、What a Great Voice !と叫びました(笑)。 「On the Raido」では数人の観客をステージに上げて、 ドナと一緒に歌って踊るというオマケ付き。 そして、ドナが衣装替えをしている間、 旦那様のブルース・スダノ氏が1曲披露。 彼らも今月(7月)で結婚25周年を迎えたのです。 旦那様は元Alive & Kickingや、Brooklyn Dreams等で 活躍していたミュージシャンです。現役続行中です。 「Enough Is Enough」は妹のマリーとデュエット。 まさか、バーブラ・ストライザンドが現れるわけが ありませんからね。(確かに0.001%の期待はあったが) 個人的なハイライトのひとつは、 キャロル・キングの「Natural Woman」と ムーディー・ブルースの「Nights In White Satin」を それぞれ歌ってくれたこと。これは嬉しいサプライズですよ。 というのも今年、キャロルとムーディーのライブを この「同じ場所」で観ているわけですから。 「Cold Love」のイントロが流れた時、 「オーッ!」と叫んだのはボクだけ(笑)。 個人的に名盤だと思っている「Wanderer」からも 曲を演奏してくれるとは思ってなかったので。 これも嬉しいサプライズでした いよいよコンサートも終焉に近づきます。 「Bad Girls」と「Hot Stuff」は間髪入れずに メロディー形式で演奏され、会場は巨大なディスコと化し、 観客全員でミラーボウルの光の中、ダンス、ダンス、ダンス! 私チッパーも、自分の後方に座っていたシカゴから来たという オバさん4人組と一緒に、華麗なる(?)ダンスを披露。 時は21世紀。しかし、この瞬間だけは70年代に逆戻り。 そしてドナが「Night ! Every-One」と叫び、 ステージの袖に引っ込みます。 場内はアンコールの大合唱。「More, More, More」。 アトランタ交響楽団のヴァイオリン奏者がソロを弾き始め、 段々とあの名曲のイントロへと音色が変わっていきます。 そしてドナが歌いながらステージに再登場。 ♪Wo wo wo wo~ ♪ そう「Last Dance」です。 ドナが、一瞬歌うのを止めて、観客に向かって、 「Hey, You wanna Dance ?」 「This is the Last Chance」 こういう使い方をするところがカッコいいんですよ。 背筋がゾクゾクッと来てしまいます。 もちろん、場内は割れんばかりの大歓声の渦! そして「静」から「動」へ。 もう一度だけ、皆と共にに70年代へタイムスリップ! ミラーボウルがまわり、光が交錯する中、 中年のおっさんやおばさんたちが踊りまくる。 そして残念ながら21世紀の日常に戻る時間がやってきた。 ドナが最後に観客に別れを告げて、ライブは終了。 そして我々70年代組は「竜宮城」を後にしたのであった。 Donna Summer with Atlanta Symphony Orchestra Live 2005 at Chastain Park , GA July 27, 2005 Atlanta Symphony Orchestra 1. Excerpts from “ET” 2. Harry’s Wonderous World from Harry Potter 3. Battle of Heroes from Star Wars 4. Star Wars Main Theme Donna Summer with ASO 1. Overture Hit Medley 2. She Works Hard For The Money 3. Once Upon A Time 4. I Love You 5. Could It Be Magic 6. MacArthur Park 7. Smile 8. Dim All The Lights 9. With A Little Help From My Friends (one passage) 10. On The Radio 11. (You Make Me Feel Like A ) Natural Woman 12. Le’ Imagine’ Cafe’ by Bruce Sudano 13. My Man Medley 14. No More Tears (Enough Is Enough) 15. Nights In White Satin 16. Cold Love 17. Bad Girls 18. Hot Stuff Encore 19. Last Dance お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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