|
テーマ:いまさら、ビートルズ。(617)
カテゴリ:ライブ観戦 2005
*御大ポール・マッカートニーのライブに行ってきました。 満員御礼のSold Out Showは、ビートルズのアルバム 「Magical Mystery Tour」のキャッチの如く、まさに 「音と詩の魔術によるパノラマ・ア・ラ・マッカートニー」 *ツアーの「US」の文字は単に「アメリカ」を指す言葉ではなく、 「ポール」と「バンド」、「バンド」と「観客」、 「僕たち」と「君たち」そして「世界の人々」を 繋ぐ「絆」を意味するとのことです。(大意) *60年、70年、80年、90年代、そして21世紀へと時代を越え、 今だリアル・タイムにおいて第一線で活躍する偉大なる音楽家、 ポール・マッカートニーは、63歳という年齢を感じさせない、 若々しく、素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。 *客層も赤ん坊から高齢老夫婦までの老若男女という 幅広い年齢層の人々でライブ会場はごったがえし。 ツアーグッズを購入するのにも一苦労の長蛇の列。 Tシャツとプログラムを入手するまで、なんと約1時間(笑) あっと言う間にライブ開始時間になってしまった。 *夜8時を過ぎた頃、前座のDJがステージに登場。 ビートルズ、ウイングス、ソロ時代のポールの曲を 約30分に渡り、ランダムにテクノ・ディスコ風に演奏。 個人的にですが、これがすごくつまらなかったー(苦) その時間をポールにまわして欲しかったというのが、 偽りない正直な感想でございます。 *大喝采(早く終われの意味)の中、前座も終わり(笑)、 ポールのバイオグラフィー的フィルムがステージ頭上の 大スクリーンで映し出される。誕生、幼少、少年、青年、 ビートルズ、ウイングス、ソロの各時代の映像を初め、 昨年のスーパー・ボウルのパフォーマンス等、 約15分間のショー。ジョンやジョージの姿が 映し出された時は観客から盛大な拍手。 *フィルム終了と同時に、ポールの声が会場に響く。 「ワン、ツー、スリー」とのカウントで、 ステージのカーテンが開き、オープニング曲の 「Magical Mystery Tour」を演奏。 この一発で観客はすでにノック・アウト状態。 いきなりの「MMT」だったので、なんというか すごく嬉しくて涙が出てきましたよ。 *なんと「I’ll Get You」と「Till There Was You」を演奏! ビートルズの「お~いぇい」サウンドの王道曲の 「I’ll Get You」を演るなんて予想外。 「Till There Was You」も個人的に好きな曲なので しっとりと静かに酔いしれてしまいました。 *ニュー・アルバムから「Fine Line」を披露。 セットリストの赤字がニューアルバムの曲。 今回ライブで聴いた新曲の数々は、ビートルズの 「ホワイトアルバム」の収録曲を彷彿とさせるような サウンドとメロディーだなと感じました。 個人的には「English Tea」がよかったなぁ。 こちらは「For No One」を彷彿とさせるメロディラインが とても美しい曲。バックに英国的庭園の映像が流れた。 *「Maybe I’m Amazed」と「The Long and Winding Road」は もう絶句というぐらい素晴らしい出来で、ただただ曲に 身を任せるのみ。聴き入りながらいろんな事を思い出し、 ウルウル状態に陥る。 *バンドのメンバーがステージから去り、 「ここからはボクと君たちだけだよ」と、 ポールだけがアコギを片手にステージに残る。 「この曲は初めてボクとジョンとジョージでやった曲」と紹介し、 「In Spite of All the Danger」を演奏。 この曲は「アンソロジーvol.1」で聴くことが出来ます。 *「I Will」の弾き語りから(いい曲!)、新曲の「Jenny Wren」へと。 タイトル名の方は「Black Bird」の娘さんだそうです。 確かに「Blackbird」にそっくりな曲でした。 ギターの次はピアノ。アルバム「リボルバー」から 「For No One」と「サージェント・ペパー~」から 「Fixing A Hole」を続けて演奏。 「For No One」はとても好きな曲なので感動です。 *「昔ジョージと一緒にギターで良く弾いた曲」だと言う 「バッハのリュート組曲(ブーレ)」を演奏。 そして「この曲が次第にこうなったんだよ」と、 「Blackbird」のイントロに繋がっていく。 「なるほどねー」とあらためて納得&感動(笑)。 *まさか「Too Many People」を演るとは、夢にも 思わなかった。71年のアルバム「Ram」に収録。 このあたりもポールならではのエンタメなのであろう。 *「Band On The Run」。やっぱりカッコいい。 ドラマチックな展開がいやがおうにも盛り上がる。 昔、ウイングスの来日公演がキャンセルになり(大麻事件)、 映画「ロック・ショウ」を日本で公開するという速報を 水の江滝子が司会の「独占!女の60分」でやっていたこと を思い出す。その時使われたいた曲が「Band On The Run」 であった。そのワンシーンが凄くカッコ良くてね~。 *アルバム「Let It Be」収録の「I’ve Got A Feeling」の ライブで演奏のカッコ良さは格別。 「Back in the USSR」の中でモスクワ娘たちが 「Georgia On My Mind」を歌う部分は、 本日のライブ開催地がGeorgiaだけに面白さが倍増。 *ライブのハイライトのひとつ「Hey Jude」。 ポールが歌い出した瞬間、耳をつんざく大歓声。 もちろん、観客一丸となり大合唱。 「Live and Let Die」へ続き「マグネシウム」の爆音と 観客の大歓声とで場内は耳をつんざく大音量。 これは眠気も冷めますぜ(笑)。 かなり火薬の威力にポール自身もビックリしてました。 ここでバンドは一度ステージを去ります。 *アンコール1曲目はポールがアコギを持って 一人でステージに登場。「Yeserday」を演奏。 そしてバンド・メンバーが揃い「Get Back」。 ポールのかけ声で、ビートルズのヘビメタナンバー、 「Helter Skelter」の耳をつんざくギターのリフがスタート。 ライブで聴くと迫力が倍増。根性入ったへヴィーメタルになります。 すごく、かっこいい~!! *再度アンコールに応えてバンドが登場。 ビートルズの「Please Please Me」を演奏。 「カモン、カモン」と場内も大合唱。 しかし、ポールは忙しい。歌うのは当たり前だが、 ベース弾いたり、ギター弾いたり、ピアノ弾いたりと 曲ごとに演奏楽器をとっかえひっかえと本当に忙しい。 *ポールが一本のろうそくに火を灯しピアノに載せる。 そして「Let It Be」のイントロをピアノで弾き始めると 「おーっ」という大歓声。もちろん場内は大合唱。 日本と違うのは「手拍子」にならないところだ(笑) *そして最後は「Sgt.Pepper’s Lonely Hearts Club Band」 ノリのいいロック・ナンバーで幕を閉じました。 粒よりの名曲とヒット曲をこれだけ演ってくれれば、 もう文句のつけようがない。馴染みの曲は除いても、 ツアーごとにセットリストが違うってのも、 60年代~現在に至るまで数々の名曲を産み出している ポールだから出来る「技」であろう。 冷静に考えてみると「ビートルズ」と「ウイングス」が 共演しているようなものだ。(なんて表現だい・笑)。 *しばし感動に浸っていたのだが、もう一度聴きたいと思い、 帰宅してウイングスの「ロック・ショウ」のビデオを観る。 またいつかライブで「Venus & Mars ~ Rock Show」を オープニング曲に持ってきてくれないかなぁ。と期待。 夢のまた夢かも知れませんねー。 Paul Mccartney US Tour 2005 at Philips Arena, GA, September 20, 2005 Magical Mystery Tour Flaming Pie Jet I'll Get You Drive My Car Till There Was You Let Me Roll It Got to Get You Into My Life Fine Line Maybe I'm Amazed The Long and Winding Road In Spite of All The Danger I Will Jenny Wren For No One Fixing A Hole English Tea I'll Follow The Sun Follow Me Bourree: Suite for Lute No.1 (J.S.Bach) Blackbird Eleanor Rigby Too Many People She Came In Through The Bathroom Window Good Day Sunshine Band on the Run Penny Lane I've Got A Feeling Back in the USSR Hey Jude Live and Let Die Encore 1 Yesterday Get Back Helter Skelter Encore 2 Please Please Me Let it Be Sgt. Pepper’s Lonely Hearts Club Band **赤字はニューアルバム「Chaos & Creation in the Backyard」より お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ライブ観戦 2005] カテゴリの最新記事
|