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テーマ:洋楽~千夜一夜(235)
長年、多くのボーカリストたちに歌い続けられ、
インスト曲としても多くのアーチストたちにプレイされている、 スタンダードの名曲のひとつ「After You've Gone」。 演奏者や歌手によっていろんなアレンジが存在します。 初出はなんと1918年、まさに100年近く愛され続けてる名曲です。 自分のこの曲との出会いは「Benny Goodman」のインスト・バージョンでした。 もちろんElla Fitzgeraldバージョンもいいですよねー。 とにかくこの曲が好きで、飽きずに聴き続けています。 「今現在」ヘビロテで聴きまくってる私的ベストは下記の3バージョン。 70年代にベニー・グッドマン・セクステットのメンバーとして活躍し、 2013年7月に84歳で他界したヴァイブ奏者Peter Appleyardが 2012年にリリースしたアルバム「Sophisticated Ladies」。 ![]() カナダの女性ジャズ・ボーカリストたちをフィーチュアーした作品。 実に素晴らしい内容のアルバムとなっております。 ここに収められているEmilie Claire Barlowが歌う「After You've Gone」。 まるで名画のワンシーンをを思い浮かべるがごとく、ドラマチックに歌い上げてます。 私的にEmilieのベストパフォーマンスのひとつだと思ってます。 ラウンジミュージックっぽいスローの出だしから、アップテンポになる絶妙な流れ。 ノスタルジックな雰囲気を醸しだす、アップルヤードの軽快なヴァイブ・ソロも良し。 さて、お次は先日紹介したChampian Fultonの超高速バージョン。 ![]() Red Bank Jazz Orchestra & Joe Muccioliのアルバムに収録。 例の独特な歌い回しで聴き手をワクワクさせてくれます。 「シャバダバ♪」連発から歌に入っていくところなんて、 ホント、プロですよ、プロ(笑)。 それともうひとつ忘れられないのはSuzy Bogguss & Chet Atkinsによる カントリー・フレーバーたっぷりバージョン。 これも素晴らしい出来のひとつ。 Suzyの美声とChetのギターの美音色。奇跡の共演とはまさにこのことです。 ![]() ジャズやクラシック等(最近ではロック・ポップ界もでしょうが)、 同じ曲でも指揮者・歌い手・演奏者等によって新しい命を吹き込まれ、 全く違う色や形で楽しめるってのがカバーの醍醐味ですよね。 だから「そのままカラオケ」的カバーは好きではありません(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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