221695 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

こんなンできました。

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

Profile

有栖野白兎

有栖野白兎

Calendar

Category

Aug 14, 2006
XML
カテゴリ:成分:じのほん
小説家 以外の 物書きで、誰か好きな人をひとり挙げなさいと


言われて、主が真っ先に挙げるのは多分この人だと思います。
(そんな質問をされる状況が存在するかどうかは流す方向で)


この人、文章書きには違いないのですが、肩書きをハッキリと


させたいと思うと、正直何だかよくわからない人です。


現在は「ほぼ日刊イトイ新聞」が活動拠点になってるようですが、


そんな著者が、以前「週刊ファミ通」内で持っていたコーナーを


まとめたのが、この「ゲームの話をしよう」という本です。





平たく言ってしまえば「ゲーム」という共通のネタを元にしての


インタビュー集となるのでしょうが、実際はそんな単純な本じゃ


ありません。


この本の優れている点は、インタビュー"される側"の人たちを


選択する著者の視点ではないかと思います。


「ゲームをネタに複数の人が語った内容を文章に起こした本」


というだけのものなら、他にいくらでもあると思います。


ですが、今の小学生を相手にしてインタビューを行った本や、


PS2発売の勢いに乗って何となく買ってしまった素人夫婦を


相手にインタビューを行った本は、多分この本だけでしょう。


小学生のナゾの言動に翻弄されたり、ゲーム素人だからこそ


持ち得る疑問にハッとさせられたり、この不思議な生々しさは、


ちょっと他にはありません。





奇抜なインタビューだけではなくて、ちゃんと(?)ゲーム界の


大御所と言えるような方々へのインタビューも載っていますが、


そこでもこの本=著者独特のペースで展開していくゲームの


話は他にはない切り口を見せ、思わず唸ってしまうほどですw


個人的には、第三集の 坂口博信 さんへのインタビューで、


主がアンチFFな理由が垣間見えたのが面白かったです('▽')





今読むと、さすがに内容が古い印象を受けるかもしれませんが、


その根底に流れているものは、逆に今だからこそ読んでおいた


方がいい、「ゲームって何だろう?」みたいな、非常に根本的な


ところを突いている本だなと思ったりしています。


さらに言うと、ゲームをネタにした本でありながら、その方向性が


ゲームだけに特化していないところも、この本の優れた部分です。


「ゲーム」というワクを外し、「モノを作る」ということ、作ったモノを


「売る」ということ、そういった広い視野で見たとき、この本はまた


違った一面からスタートすることと思います(裏面)





何かの製作者を志している人で、少しゲームに興味がある人に、


きっと、いい何かをもたらしてくれる、そんな本だと思います。


そして、この本がなかったら主はゲームを作ってなかったかもw




今日、ネイガーカードゲームを持って、とある場所にいきます。


7月29日の日記にちょっと書きました、主にとってかなり壮大な


計画の始まりです。


いったいどうなることでしょう、すっごいドキドキです('▽')





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 14, 2006 11:23:36 AM
コメント(2) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X