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カテゴリ:Q&A
こんばんは、昨日今日とファームは練習がありませんでしたが、ずっと犬鷲寮にいた2軍コンディショニングコーチの小山です。
25日の試合を持ちまして今シーズンのファーム公式戦は全て終了しました。 結局96試合戦い、結果は45勝44敗7分でしたが、他球団の日程が残っているため、順位はまだ確定していません。 そしてそして、、まだ1軍の試合が残っているため早いような気もしますが、1年間応援してくださった皆様にこの場を借りて御礼申し上げます。有難う御座いました。 今回は、楽天ダックスさんからいただきました Q.『私は高校まで野球をしていて今ゴルフをやっていますが飛距離が上がるトレーニング方法を教えてください。野球と同じような筋肉を使うと思いましたので』 という質問に対してお答えしたいと思います。 しか~~~し、私自身ゴルフ経験は全くと言っていいほどありません。 ゴルフの競技動作から使う筋肉を予測することは出来ますし、自分自身野球をやっていたため、スイング系スポーツの独特の感覚も何となくわかるようなわからないような・・・・・。 ということで・・・・・、今回のblogを作成するにあたり私の大学院時代の先輩で、現在プロゴルファー片山晋呉さんのトレーナーをされている伊澤さんにご助言頂きましたので、そのアドバイスを参考にして返答したいと思います。 答えから申し上げますと、ゴルフで飛距離を生み出すために鍛える部位は、身体のコア(主に腹筋や背筋)となります。 それも、ただ単に腹筋運動や背筋運動を行うのではなく、重要なのはそのバランスであるため、アドレスやスイングを見てどの筋肉をどのように鍛えるか判断するそうです(伊澤さん談)。 そのトレーニングは、機能解剖をきちんと理解しているコーチの肥えた眼と、最高のパフォーマンスを追い求め何万回、何十万回ものスイングをしてきた選手の感覚があってこそ生み出されるものです。 楽天ダックスさんのゴルフの腕前が、あくまでプロゴルファーレベルではないと見做してお答えします(プロゴルファー級の腕前だったらすいません)。 まずはしっかりとしたフォームを固めることが最優先であって、そのためには繰り返しの反復練習が必要ではないかと思われます。 人間は、2000~3000回(人によってはもっと多く)の繰り返しにより動作を習熟すると言われていますが、同じ動作を3000回も行うということは、ある特定の部位に過度なストレスが蓄積することは必至です。 トレーニングは、この過度なストレスによりバランス不良が生じないように行う必要があります。 まず練習の際には逆スイングを行い、片方に過度なストレスがかかることを防ぎます。加えて、一般的に行われている腰痛防止の腹背筋運動も行います。 <ちなみに、逆でのスイングはバランスの調整の他にも、通常のスイングの前にウォーミングアップで行うことで通常のスイングのスピードを向上させることがわかっています。(これを専門的に経時誘導といいます)> また、ゴルフのスイングというのは身体の回旋運動が主になっていますが、回旋運動は股関節と胸椎が中心になって生じます。 よって股関節周囲の筋肉(主にお尻まわりと内転筋)と肩甲骨周囲の筋肉を鍛える必要があります。 と同時に、十分な可動域を確保・獲得するために練習前後のストレッチは必ず行いましょう。障害の防止という意味でも重要です。 <この場合、腰部と股関節・肩甲骨周囲が中心となります> 長文・駄文になってしまいましたが、何となくおわかりいただけたでしょうか? また、伊澤さん、お忙しいところ誠に有難う御座いました。 写真はバランストレーニングをしている銀次!!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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おはようございます。
こちらには初めて書き込ませていただきます。 私もスポーツをやっていますが、トレーニング時重荷をかけるときこれが適度なのか、それともオーバーワークなのか見極めが難しいですね。やはりしつこいほど反復することが身体の本当の声を聞くことにつながるのでしょうね。 普段使う方と逆側の筋肉をしっかりウォームアップするよう早速今日から改善します。 シーズンオフに、女性向けのトレーニング教室なんてあったらうれしいですね! (2006年09月28日 08時37分05秒)
(写真見て)銀ちゃ~ん!!岩手の星として頑張って下さいね☆
(2006年09月28日 17時22分04秒)
銀ちゃん!バランスボールの上に片足で立っているなんて凄すぎます。
応援しているからね~!来期の飛躍期待しています! (2006年09月28日 19時18分20秒)
質問に答えていただいて本当にありがとうございます。こんなうれしいことはありません。感謝しています。後、ご助言いただいた伊澤さんありがとうございました。このありがたい知識で少しでも飛距離を伸ばしていきたいと思います。また聞きたいことがあれば質問させていただきます。では、失礼します。
(2006年09月28日 23時14分11秒)
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