福島第1原発で配管が損傷し、冷却材喪失事故が起こっている可能性が高まった
福島第1原発の1号炉(おそらく3号炉も)で配管が何らかの形で損傷し、冷却剤喪失事故の起こって「空焚き状態」になっている可能性が高まった。バブコック日立で原子炉の圧力容器を設計していた元エンジニアの田中三彦氏が政府の公表しているデータを分析した結論で、きわめて説得力がある。これまで圧力容器が爆発しなかったのは「運」が良かっただけで、きわめて深刻な状態ということになる。こうした情報を開示せず、適切な対策を講じてこなかった政府や東電など事情を知る立場にある人たちの責任は重い。Part 1, Part 2, Part 3