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《櫻井ジャーナル》

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2011.10.25
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 イギリスの対外情報機関MI6とアル・カイダ系の武装勢力との関係を示す文書がリビアの首都トリポリで発見された。混乱の中、イギリス大使が放棄した住居から見つかったという。

 反カダフィ軍の中核を占めているLIFG(リビア・イスラム戦闘団)は1990年代の設立されたのだが、そのメンバーはアフガニスタンでソ連軍と戦っていたイスラム武装勢力に所属していた。つまり、本ブログでは何度も指摘しているようにアル・カイダとつながっている。

 1996年にLIFGはムアンマル・アル・カダフィの暗殺を試みて失敗しているが、イギリスの治安機関MI5に所属していたデイビッド・シャイラーによると、この暗殺計画の資金をMI6が出している

 このLIFGをアメリカは「テロ組織」と認識、2004年にはジョージ・テネットCIA長官(当時)がLIFGをアルカイダにつながる危険な存在だと上院情報委員会で証言したほどである。

 LIFGの幹部で現在は暫定国民評議会軍を指揮しているアブドゥル・ハキム・ベルハジは2004年にマレーシアで逮捕され、CIAの刑務所に入れられた後、リビアに引き渡されて拷問を受けている。カダフィ政権はCIAに協力した形だ。

 ベルハジの側近、サミ・アル・サーディも同じように拘束され、拷問を受けた経験がある。このふたりは2010年に釈放されているが、リビア政府独自の判断でのことではないだろう。

 ところで、MI6から資金の提供を受けてLIFGがカダフィ暗殺を企てた1996年、アル・カイダはサウジアラビアのアメリカ軍基地を爆弾で攻撃、98年にはケニアとタンザニアのアメリカ大使館を爆破、そして2000年にはイエメン沖でアメリカ軍の駆逐艦コールを攻撃している。

 1996年と2011年の間、MI6とLIFGはどのような関係にあったのだろうか?2001年9月11日の出来事も含め、アル・カイダと米英情報機関との関係を洗い直す必要がある。






最終更新日  2011.10.26 04:04:37

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