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《櫻井ジャーナル》

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2013.06.25
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 NSAを使い、プライバシー、インターネットの自由、人間の基本的自由をアメリカ政府は世界規模で破壊していると告発したエドワード・スノーデンは現在、モスクワの空港のトランジット・ゾーンにいるようだ。アメリカ政府は引き渡しを求めているが、ロシア政府は引き渡す理由がないとして拒否している。中国にしろ、ロシアにしろ、アメリカ政府の圧力は通用していない。改めてBRICSの力を世界に示すことになった。

 スノーデンはCIAの元技術アシスタントで、最近はブーズ・アレン・ハミルトンという会社で働いていた。技術コンサルタント会社だというのだが、スノーデンはNSAの監視プログラムに関する情報を得るために入社したという。

 ブーズ・アレン・ハミルトンは約2万6000人の社員を抱える巨大企業だが、NSAの仕事をしているのは限られた人間だけだろう。その中にスノーデンは入れたわけだ。CIAで働いていたという経歴が幸いしたのか、彼を信用する何らかの理由、例えば人脈が影響したのだろうが、それにしても、なぜ彼はNSAの情報をとるため、この会社に目をつけたのだろうか?

 ここにきて、興味深い指摘をする人がいる。少し前、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が不正に操作されていたことが発覚、大きな問題になったが、この件にブーズ・アレン・ハミルトンも関係しているというのだ。それ以外にも、エネルギー市場や為替取引でも相場を操作している疑いがあるらしい。

 相場に多少でも関わったことのある人なら、市場には相場操縦がつきものだということを知っているだろう。かつて、アメリカ議会が多国籍企業の不適切な行為を調べたときにも相場操縦は問題になっていた。「市場の自由競争」など存在しないということだ。

 日本の場合、1970年代の後半から1980年代にかけて、国策として相場を動かしていた疑いが濃厚である。つまり、株価を人為的に引き上げ、時価ファイナンス(増資や転換社債の発行)で資金を調達するという仕組みだ。この操作を利用して特定の人びと、つまり一部の政治家、官僚、大企業の経営者も大儲けしていた。マスコミにも甘い汁を吸った人がいたようだ。相場を動かすために使われるのは、基本的に支配層が自由にできる庶民のカネである。

 ブーズ・アレン・ハミルトンはハッキングしていたようだが、そうなると各国のデータを入手するだけでなく、操作することも不可能ではない。そうしたデータを事前に入手したり、自分たちに都合良く書き換えることができれば、大儲けだ。そうして儲けたカネの一部がアメリカの戦費に充てられている可能性を指摘する人もいる。






最終更新日  2013.06.26 04:22:13



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