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《櫻井ジャーナル》

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2014.04.28
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 4月28日、ウクライナ東部にあるハリコフでゲンナジー・ケルネス市長が背中を銃で撃たれ、手術が行われたようだ。撃たれたときの状況は明確でなく、自転車で移動中、あるいは水泳中と伝えられている。

 ハリコフでは今月7日に親ロシア派が「ハリコフ人民共和国」樹立を宣言、27日にはクーデター政権を支持する活動家と親ロシア派の活動家が衝突するなど不安定な状況になっていた。ケルネス市長についてアメリカのウォール・ストリート・ジャーナルなどは「新政権に融和的な姿勢」を強めていたとしているが、一般的には親ロシア派と見なされている。

 歴史的な背景を考えても、これまでの選挙結果を考えても、ウクライナの東部や南部はロシアに親近感を抱いていることは間違いなく、ネオ・ナチを使ってクーデターを行ったキエフの暫定政権に反発している住民は多い。だからこそ、住民投票の要求を「西側」は拒否しているわけだ。つまり「民意」を怖がり、武力で住民を屈服させようとしている。

 現在、約1万5000名のキエフ軍に包囲されているというドネツク州スラビャンスクではSBU(ウクライナ治安局)に所属する特殊部隊「アルファ」の将校3名が反クーデター派に拘束されたと言われている。ゴルロフカへ向かっていたとみられている。現在、こうした特殊部隊を潜入させて工作している段階のようだ。

 ただ、アルファの中にもキエフのクーデター政権に反発している隊員は少なくないようで、拘束された3名も家族の安全に不安を抱いて命令に従っていることを示唆している。犯罪組織がよく使う手だ。住民への銃撃を拒否してネオ・ナチに殺されたウクライナ兵もいると伝えられている。

 2月24日からSBUの長官を務めているのはバレンティン・ナリバイチェンコ。前任者のアレクサンドル・ヤキメンコによると、第1副長官時代に彼は隊員の個人ファイルをCIAに渡していたという。現在、SBUはCIAの下部機関だと考えている人も少なくない。そのSBUで第1副長官を務めているバシリー・クルトフが現在、東部や南部の反クーデター派を制圧する作戦を指揮している。

 反クーデター派の住民はOSCE(欧州安全保障協力機構)のメンバー8名も拘束した。その内訳は、ドイツが4名、スウェーデン、チェコ、デンマーク、ポーランドがそれぞれ1名ずつで、将校のようだ。ドイツ、チェコ、デンマーク、ポーランドはNATO加盟国であり、スウェーデンもNATOと緊密な関係にある。

 住民側によると、この8名は4名のウクライナ将校を同行させ、「観光旅行」だと虚偽の申告していた。しかも、検問所やバリケードにマークをつけたスラビャンスクの地図を持っていたことから実際はNATOの偵察部隊だと疑われている。これまでアメリカは国連の査察団や赤十字のチームにエージェント、あるいは協力者を紛れ込ませてきたようなので、今回も同じことをした可能性は小さくない。

 アメリカ政府はネオコン(親イスラエル派)に引っ張られる形で軍事侵略を活発化させているが、リビアでアル・カイダとの協力関係が発覚、ロシアの信頼を失い、ウクライナではネオ・ナチを使っている実態も明らかになってしまった。この間、中国もアメリカの行動を観察し、ロシアとの関係を強めている。

 敵を分裂させ、個別撃破するのが基本のはずだが、アメリカと中国との関係に亀裂が入り、ロシアと中国というふたつの国を敵に回してしまった。アメリカとしては中国との関係を修復したいだろうが、その中国を日本が刺激している。日本が静かにしていろと言われるのは当然だ。





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最終更新日  2014.04.29 01:09:14
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