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《櫻井ジャーナル》

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2015.04.04
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 イエメンが戦略上、重要な位置にあることは地図を見ればすぐにわかる。アラビア海から地中海へ抜けようとする場合、アラビア海からアデン湾へ入り、紅海を経由し、スエズ運河を通過するのが通常のコース。アデン湾と紅海の境目にあるのがバブ・エル・マンデブ海峡で、非常に狭い。つまり、容易に封鎖でき、そうなると石油の輸送が止まる。スエズ運河と同じように、この海峡は産油国にとってもヨーロッパにとっても重要な場所だ。

 バブ・エル・マンデブ海峡はジブチとイエメンにはさまれている。ジブチは小さい国だが、アメリカ軍の拠点で、JCTF(統合連合機動部隊)約1800名が駐留、無人機の基地もあり、偵察だけでなく攻撃も実行されている。この国は海峡を守るために作られたとも言えるだろう。この国には自衛隊の拠点基地が約47億円をかけて建設されている。

 ジブチの隣国が「アフリカの角」と呼ばれるソマリアで、ここも戦略的に重要。CIAはJCTFを介してソマリアの武装勢力へ資金と供給、その勢力が劣勢になると、エチオピア軍を投入して支配しようとした。

 ウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官によると、2001年9月11日から間もない頃、ジョージ・W・ブッシュ政権が作成した攻撃予定国リストには、イラク、イラン、シリア、リビア、レバノン、スーダンと同様、ソマリアも含まれていたという。

 イエメンでサウジアラビアは2009年にフーシ派を倒すため、特殊部隊や空軍を派遣したと伝えられている。何度も書いているように、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの三国同盟はアル・カイダやIS(イラクとレバントのイスラム首長国。ISIS、ISIL、IEIL、ダーイシュとも表記)を利用して侵略してきた。2009年、イエメンではAQAP(アラビア半島のアル・カイダ)が組織されている。

 ところが、その後、フーシ派は勢力を拡大。サウジアラビアは大々的な空爆をする必要に迫られたということのようだ。フーシ派をイランの傀儡だと考えると、その強さを見誤る。傀儡でないからこそ、強いのだ。イエメン南部のアデンにサウジアラビアの特殊部隊が展開、アメリカの艦船も参加していると報道されている。






最終更新日  2015.04.05 04:48:56

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