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《櫻井ジャーナル》

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2015.11.26
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 11月24日にトルコ軍のF-16戦闘機がロシア軍のSu-24爆撃機を撃墜したが、その直後にトルコ軍はシリアとの国境近くに20両の戦車と18機の戦闘機を配備したという。それに対し、ロシアはシリアに最新の対空システムS-400を配備すると決め、ミサイル巡洋艦のモスクワを海岸線の近くへ移動させて何らかの敵対的な行動が予想された場合は攻撃すると警告、さらに軍艦を地中海へ増派するようだ。NATOと軍事衝突する可能性があってもロシアは逡巡していない。ネオコン/シオニストは脂汗を流しているだろう。9月末に空爆を始めた時もそうだったが、ロシアは動き始めると速い。西側はS-300の配備にも神経を使っていたが、それを上回る性能のS-400を配備するのはロシアのNATOに対する「火遊びは止めろ」という強いメッセージだ。

 この撃墜は本ブログですでに書いたように、トルコ側の主張は最初から破綻している。ロシア側はSu-24がトルコ領空へ入ったことを否定しているが、トルコ側が主張するコースをロシア軍機が飛行していたとしても、領空を侵犯したのは4秒程度。撃墜に正当性はない。

 ロシアの外相は計画的な撃墜だとしているが、その推測はおそらく正しいだろう。トーマス・マッキナニー米空軍中将(退役)など西側でも同じ見方をする人が少なくない。21日にクリミアへ電力を供給するための送電線の鉄柱がネオ・ナチによって破壊されているが、この出来事とのつながりを指摘する人もいる。

 軍事的な緊張を高め、ターゲット国を破壊したり、威嚇して屈服させてきたネオコン/シオニストだが、シリアのバシャール・アル・アサド体制を破壊しようとしたところでロシアが登場、手先として使ってきたアル・カイダ系のアル・ヌスラ/AQIやそこから派生したIS(ISIS、ISIL、ダーイッシュとも表記)を空爆で叩きはじめて計画が破綻しかけている。

 ネオコンがイラク、イラン、シリアの殲滅を口にしはじめたのは1991年からだが、ナポレオン・ボナパルトが率いる1812年、ナサニエル・ロスチャイルド、レジナルド・ブレット、ウィリアム・ステッド、アルフレッド・ミルナーといったイギリスの支配層(選民秘密協会の人脈)は第1次世界大戦でロシアを制圧しようとしている。この人脈のウィンストン・チャーチルは第2次世界大戦の終盤、ドイツが降伏した直後、JPS(合同作戦本部)に対してソ連へ軍事侵攻するための作戦を立案するように命令、7月1日に米英軍数十師団とドイツの10師団が「第3次世界大戦」を始めるという内容の「アンシンカブル作戦」が考え出された。また、アメリカの好戦派は1957年の初頭に「ドロップショット作戦」をスタートさせ、300発の核爆弾をソ連の100都市で使い、工業生産能力の85%を破壊しようと目論んでいる。

 第1次世界大戦が始まる10年前にハルフォード・マッキンダーが発表した世界制覇プラン、「ハートランド理論」は今でも生きている。彼によると世界は3つ、第1にヨーロッパ、アジア、アフリカの「世界島」、第2にイギリスや日本のような「沖合諸島」、そして第3に南北アメリカやオーストラリアのような「遠方諸島」に分けられる。「世界島」の中心が「ハートランド」で、具体的にはロシアだ。この流れの中にズビグネフ・ブレジンスキーたちも含まれている。

 選民秘密協会の人脈は20世紀の初めに「ユダヤ人国家」の建国も考えている。イスラエルが受精したのは1919年。イギリスのアーサー・バルフォア外相がウォルター・ロスチャイルドに出した書簡、いわゆる「バルフォア宣言」がはじまりだった。この宣言を実際に書いたと言われるアルフレッド・ミルナーも選民秘密協会の主要メンバー。現在、アメリカにおける「イスラエル第一派」はネオコンと呼ばれ、安倍晋三のグループが服従している。






最終更新日  2015.11.27 03:16:17

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