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《櫻井ジャーナル》

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2016.04.27
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 マレーシア航空17便(MH17/ボーイング777)がウクライナの東部、キエフ軍と反キエフ軍が戦うドネツクの上空で撃墜されたのは2014年7月17日のことだった。

 アメリカをはじめ西側では、キエフのクーデター政権を拒否している勢力が支配する地域から発射されたブーク・ミサイル・システム(SA11)で撃ち落とされたとしてきたのだが、撃墜時に旅客機近くを戦闘機が飛行していたとする住民の目撃証言をBBCは5月3日に放送される番組で紹介するという。CIAがウクライナやオランダの治安機関からの協力を受けて爆破したとする説も取り上げるようだ。

 撃墜時に地上からミサイルが発射された痕跡はなく、MH17の近くを戦闘機が飛んでいたする住民の証言は事件の直後にBBCの現地取材チームが伝えていた。このチームは7月下旬にミサイルの発射地点とされた地域を調査、ミサイルの発射地点とされた地域を調べたところ、ウクライナの治安機関SBUが主張する発射現場から実際にミサイルが発射されていないことを確認したとも報告している。

 この報道をBBCはすぐに削除したが、コピーされた映像がインターネット上を流れている。その消し去ろうとした情報をBBCは改めて放送するというわけだ。イギリス支配層の内部で好戦派の力が弱まっている可能性がある。

 MH17が戦闘機に撃ち落とされた可能性が高いことは残骸に残された穴が示している。入射穴と出射穴があるなど銃撃されたことを示す痕跡が残っているのだ。OSCE(欧州安全保障協力機構)の調査官も榴散弾ではなく左右から銃撃された可能性が高いと語っている

 ブーク・ミサイル・システムが使われた痕跡は確認されていないが、キエフ政権のビタリー・ヤレマ検事総長も反キエフ軍がこのシステムでMH17を撃墜したとする説に否定的な発言をしている。軍からの情報として、反キエフ軍がこうしたミサイルを奪取したことはないと発表したのだ。

 そこで、「ブーク説」を主張する西側のメディアはロシア側から持ち込まれたというシナリオを主張せざるをえなくなるのだが、それを裏付ける証拠は提示されていない。アメリカ政府も証拠を示していないが、偵察衛星で上空から監視していたはずで、7月7日から17日にかけてNATOは黒海で軍事演習「ブリーズ2014」を実施、アメリカ海軍のイージス艦、AWACS(早期警戒管制機)の「E-3」、電子戦機の「EA-18G」も参加していた。つまり、MH17もモニターしていたはず。もし西側が宣伝している通りのことが行われていたなら、簡単に証明できるということだ。

 オランダ、ベルギー、オーストラリア、キエフ政権は撃墜について調べると称して「調査チーム」を編成して「報告書」を出したが、手持ちのデータは隠し、アメリカ政府に情報の提供を求めていない。犠牲者の家族が納得しないのは当然だ。

 その説得力のない主張をBBCが止めるのだとするならば、それは興味深い事実だ。ここにきてネオコンなどアメリカの好戦派は影響力を低下させているが、そのひとつの結果かもしれない。





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最終更新日  2016.04.28 03:09:13
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