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《櫻井ジャーナル》

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2016.08.26
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アメリカの大統領候補であるヒラリー・クリントンの重要な内容の電子メールをさらに公表するとWikiLeaksのジュリアン・アッサンジはFOXニュースの番組で語っている。7月5日に発表されたジェームズ・コミーFBI長官の声明で、ヒラリー・クリントンは機密情報の取り扱いに関する法規に批判した可能性があり、そうした情報を軽率に扱っていたことを認めているのだが、司法省に対して彼女の不起訴を勧告した。こうしたFBIの姿勢もWikiLeaksを刺激した可能性がある。

 FBIが彼女を起訴しないと決めた一因は、証拠となる万2000件近い電子メールが削除されていたことが挙げられている。その中には記録として残すことが義務づけられているメールも含まれていたのだが、大きな問題とはとらえられていない。

 サウス・カロライナ州選出の下院議員トレイ・ゴウディによると、クリントンは削除のためにブリーチビットというソフトウェアを利用している。これを使うと、削除した文書を回復させられないだけでなく、削除した痕跡を消すこともできるという。

 しかし、NSAの内部告発者であるウィリアム・ビニーは、NSAが全ての電子メールを記録していると指摘する。つまり、FBIがその気になれば、問題のメールも入手できるというわけであり、何をしたかに関係なく、FBIは彼女を起訴する意思がないということだ。

 クリントンの電子メールはハッキングに対して無防備で、少なからぬ人物や組織が盗み出していると言われている。7月22日に民主党本部のサーバーをハッキングして入手したと思われる1万9252件の電子メールと8034件の添付ファイルをWikiLeaksは公表している。

 投機家で体制転覆の仕掛け人としても知られているジョージ・ソロスの電子メールも外部に漏れ、その中でソロスが国務長官時代のヒラリー・クリントンに対してアルバニア情勢に対する対処の仕方をアドバイスしている。そのメールが書かれたのは2011年1月24日で、国務長官だったクリントンはソロスのアドバイスに従って動いたようだ。

 そのほか、2012年9月11日にベンガジのアメリカ領事館が襲撃され、そこでクリストファー・スティーブンス大使が殺された事件に関するものも含まれている。ベンガジを含む襲撃に資金を出したのはサウジアラビアのスンニ派(ワッハーブ派)だということを示す証拠をフランスとリビアの情報機関が持っているというのだ。

 候補者選びで不正があった疑いが濃厚な民主党は、自分たちのサーバーがロシアにハッキングされているとする情報をメディアへ流して人びとの視線をウラジミル・プーチンへ向けさせようとしているほか、ニュージャージー州高裁の元判事で、現在はFOXニュースの上級司法アナリストを務めているアンドリュー・ナポリターノは5月9日、ロシアでは外務省と情報機関との間でヒラリー・クリントンの2万に及ぶ電子メールを公開するかどうかが議論されていると語っていた。勿論、ロシア説が事実であったとしても事実を消すことはできない。NSAの内部告発者のひとりは、アメリカの情報機関内からリークされている可能性を指摘している。

 ところで、ハッキングや通信傍受はアメリカの電子情報機関がイギリスの機関と手を組み、1970年代から実行してきたこと。アメリカの電子情報機関NSAが全通信を傍受、記録するシステムECHELONを持っていることは、ダンカン・キャンベルが1988年8月に暴露している。ロッキード・スペース・アンド・ミサイルの従業員による内部告発がシステムの存在を明らかにする発端だったとう。(Duncan Campbell, 'Somebody's listerning,' New Statesman, 12 August 1988)

 1996年にはニッキー・ハガーも自著の中でECHELONを取り上げ(Nicky Hager, "Secret Power," Craig Potton, 1996)、98年にはヨーロッパ議会が「政治的管理技術の評価」というタイトルの報告書を出している。(Steve Wright, "An appraisal of technologies for political control," European Parliament, 19 January 1998)ヨーロッパ議会の報告書はECHELONのターゲットとして、反体制派、人権活動家、学生運動指導者、少数派、労働運動指導者、あるいは政敵を挙げている。そうして集めた情報をアメリカの支配層は国内外の要人に対する恫喝にも使ってきたと信じられている。ロッキード・スペース・アンド・ミサイルの内部告発は、共和党のストローム・サーモンド上院議員の電話をNSAが盗聴しているとするものだった。

 現在、ロシア政府が核戦争を回避しようと努力しているが、そうした姿勢をアメリカの支配層は利用し、さらに核戦争の脅しを強めている。リチャード・ニクソンの凶人理論、モシェ・ダヤン将軍の狂犬戦術を使っているわけだが、そうした好戦派の姿勢を危惧する人は西側にもいるはず。さらなる電子情報の漏洩はありえると考えられ、それが現実になるとクリントンを揺さぶることになる。

 また、8月8日にはヒラリー・クリントンの2014年の医療記録のコピーとされる書類もリークされたのだが、そこには彼女が初期の皮質下血管性認知症だと書かれている。ヒラリー陣営は偽物だとしているが、彼女がバランスを崩すことは話題になっていた。もし認知症の人間が大統領になった場合、核戦争が勃発する可能性は高まる。






最終更新日  2016.08.26 14:14:12

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