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《櫻井ジャーナル》

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2017.02.21
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2月12日に朝鮮は中距離弾道ミサイルの発射実験を実施、13日には金正恩の兄にあたる金正男がマレーシアの空港で殺害された。18日に中国は朝鮮からの石炭輸入を19日以降停止すると発表、その一方で朝鮮政府高官の代表団がアメリカを訪問し、同国の元政府高官と会談する準備を進めていると報じられた。そうした中、アメリカ海軍は空母カールビンソンを中心とする艦隊を南シナ海に派遣し、中国に対する示威行動を繰り広げるとも伝えられた。

 金正男は2003年頃に国外へ脱出ている。2013年12月に処刑された張成沢(金正日の妹、金敬姫の夫)と近い関係にあったと言われ、その張は中国と関係が深かった。金正日の側近でもあった。

 その金正日の死亡が公式に発表されたのは2011年12月で、権力抗争で中国派が敗れた結果だとも見られている。その際、張の親族を含む周辺も粛清されたと言われ、金敬姫も毒殺されたと見られている。

 長い間、朝鮮は日本やアメリカの好戦派にとって好都合なタイミングで挑発とみなされることを行ってきた。その一例が今回のミサイル発射実験だが、経済的に考えるとこれは不可解。2011年夏にシベリアで金正日はロシアのドミトリ・メドベージェフ首相らと会談し、朝鮮がロシアに負っている債務の90%(約100億ドル)を帳消しにし、10億ドルの投資をすることで合意、15年の対ドイツ戦勝利70周年記念式典へ金正日が出席することも決まったが、合意の数カ月後に死亡している。なお、2014年にロシア議会はこの合意を承認した。この取り引きの実現を困難にするようなことを朝鮮は行っている。

 2014年11月には人民武力部長に就任して5カ月後の玄永哲がロシアを訪問してウラジミル・プーチン大統領と会談したというが、翌年の4月に処刑されてしまった。金正日を引き継いだ金正恩は対ドイツ戦勝利70周年記念式典への出席を取りやめている。

 負債の大半が帳消しになり、資源の開発などへの投資が確実になった段階で、本来なら朝鮮政府は事を荒立てる必要はない。ロシアとの関係が強化されれば、怪しげな核兵器を保有し、ミサイルを発射してみせるより防衛のためになる。

 金正日はそうした方向へ動こうとしていたように見えるが、合意から間もなく死亡、引き継いだ金正恩はアメリカや日本の好戦派にとって好都合な行動を繰り返している。そうした中、中国と近かった義理の叔父にあたる張成沢の親族を粛清、叔母も毒殺したと言われている。朝鮮と中国との関係は冷え切っている。朝鮮の体制が崩壊して大量の難民が中国へ流れ込むことを北京は恐れているだろうが、怒りは限界に達しているようだ。石炭輸入の停止はそうした怒りの反映だろう。





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最終更新日  2017.02.21 00:00:16
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