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《櫻井ジャーナル》

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2017.03.19
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国際連合は今月、ふたつの興味深い報告書を公表した。3月1日の報告書は、2016年9月19日に「人道的支援物資」を運んでいた車列をシリア政府軍が空爆したと主張するもので、もうひとつは15日に出されたもので、イスラエルをアパルトヘイト国家だと指摘している。

9月19日の出来事はシリアのアレッポで起こった。国連の車列が攻撃されて12名が死亡、アメリカ政府は証拠や根拠を示すことなく、一方的にロシアやシリアを批判したのだ。現地の国連スタッフとシリア政府の関係は悪くない。関係が悪かったのは反政府軍(侵略軍)の方だ。車列をロシアやシリアが攻撃する理由が見当たらない。

車列は政府軍が支配している地域をすでに通過、爆発の瞬間を撮影した映像の分析からアメリカ軍の攻撃用ドローン、プレデターから発射されたヘルファイアー・ミサイルではないかという見方が出ている。ロシア国防省は車列の横を迫撃砲を引いて走る車両の映像を公表したほか、トルコのインシルリク空軍基地を飛び立った攻撃用ドローンが空爆の頃に車列の上空を飛行していたことを示す証拠を持っていると発表しているので、符合する。

今月16日にアレッポのモスクが爆撃され、75名とも100名近くとも言われる市民が殺された。当初、アル・ジャジーラなどはロシア軍やシリア政府軍に責任をなすりつける内容の「報道」をしていたが、当初は攻撃を否定していたアメリカ国防総省だが、後にアメリカ政府も自分たちが実行したと認めている。爆弾の破片が回収されるなど、証拠を突きつけられて否定できなくなったようだ。近くでアル・カイダ系武装集団が会議を開いていたと弁明している。

昨年9月に国連の車列をシリア政府軍が攻撃したと主張する根拠は「白ヘル(シリア市民防衛)」の証言。このグループを主人公にした映画「白いヘルメット」が2月26日にアカデミー賞の短編ドキュメンタリー映画賞に選ばれている。

白ヘルはアメリカをはじめとする西側の政府から資金を提供され、アル・カイダ系武装集団やダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)などと緊密な関係があり、そうした事情を知っているであろうFBIはリーダーのラエド・サレーを「テロリスト」、あるいはそれに準ずる人物だと判断しているようで、バラク・オバマ政権下でアメリカへの入国を拒否している。そうした事情を知っているであろうFBIはリーダーのサレーを「テロリスト」、あるいはそれに準ずる人物だと判断しているようで、バラク・オバマ政権下でアメリカへの入国を拒否している。国務省の記者会見でもこの件に関する言及があった。

アレッポは政府軍がほぼ奪還に成功、アル・カイダ系武装集団やダーイッシュは大多数が撤退しているが、彼らと白ヘルとの緊密な関係を示す痕跡が残されていった。現地でその様子を撮影した映像もインターネット上で流されている。

一方、イスラエルに関する報告書は西アジア経済社会委員会のリマ・カラフ事務次長(ヨルダン人)が中心になって作成された。この報告書を認められない事務総長のアントニオ・グテーレス(ポルトガル人)は報告書を撤回するように要求、これを拒否したカラフは辞任することになった。すでに国連のサイトから報告書は削除されているが、別の場所で読むことはできる。

イスラエルがアパルトヘイト国家だということは公然の秘密。それでも幻影を映し続けなければ、アメリカはアパルトヘイト国家を支援していることになり、アメリカが民主国家だという幻影も消えてしまう。リビアやシリアへの侵略ではワッハーブ派/サラフ主義者やムスリム同胞団を主力とする傭兵、ウクライナのクーデターでは配下のネオ・ナチを使ったことが明らかになっている。これも公然の秘密。こうしたことを認めない人がいるとするならば、それは国際問題に興味がないのか、認めると都合が悪いのだろう。

嘘の上に嘘を塗り重ねてきた西側の政府や有力メディアは醜悪な姿を曝しているが、国連も醜悪度を増している。





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最終更新日  2017.03.19 04:40:39
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