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《櫻井ジャーナル》

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2017.04.15
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アメリカ軍は4月13日にアフガニスタンでGBU-43/B(大規模爆風爆弾)を投下、かつてCIAの資金でムジャヒディン(ワッハーブ派/サラフ主義者やムスリム同胞団を中心とする傭兵集団)のために作られたトンネルを破壊したとエドワード・スノーデンに皮肉られている。

この爆撃でダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)の戦闘員36名以上を殺害したというが、イラクやシリアではダーイッシュやアル・カイダ系武装集団の幹部をアメリカ軍は救出していると言われ、蛻の殻だった可能性もある。ちなみに、2016年9月17日にアメリカ軍はデリゾールでシリア政府軍を空爆、80名以上の政府軍兵士を殺している。この時はF-16戦闘機2機とA-10対地攻撃機2機が使われた。

今回の攻撃の直前、4月11日から12日にかけてアメリカのレックス・ティラーソン国務長官がモスクワを訪問している。ロシア側の説明によると、59発のトマホーク巡航ミサイルで行った攻撃のようなことを繰り返さないと約束したという。もし事実なら、国家安全保障担当補佐官のH・R・マクマスターやその親分にあたるデイビッド・ペトレイアスたちは怒ったことだろう。

ティラーソンのモスクワ訪問直後にGBU-43/Bのような爆弾を投下したのはロシアや中国を威嚇すること目的だったように見える。勿論、ロシアや中国がこうしたことで怖じ気づくとは思えないが、ネオコンの発想はおそらく今でも「脅せば屈する」だ。

シリア情勢はネオコンの目論見通りに進まず、リビアまでがロシアに助けを求めている。それに対してアメリカは南シナ海、そして朝鮮半島で軍事的な緊張を高めてきた。東アジアでダーイッシュ的な役割を果たしているのは朝鮮。その朝鮮を操って緊張を高めてきたわけだ。その朝鮮を潰すのはアメリカにとって大きな損失だが、破綻国家にして「テロリストの温床」にしようとしている可能性もある。





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最終更新日  2017.04.15 04:42:42



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