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《櫻井ジャーナル》

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2017.04.19
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空母カール・ビンソンを中心とする艦隊が朝鮮半島へ向かっているという話に疑問が出てきた。4月8日にシンガポールを出港、そこから朝鮮半島周辺へ向かい、そこで朝鮮を恫喝するための示威行動、場合によっては軍事作戦も実行すると言われていたのだが、15日にスマトラとジャワの間にあるスンダ海峡を通過、つまり南下している。



アメリカにしろ日本にしろ、その支配層が本気で朝鮮を脅威だと考えているとは思えない。もし朝鮮が破壊活動をはじめるとするならば、それはアメリカ側の意向によるだろう。アル・カイダ系武装集団、あるいはそこから派生したダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)と同じように傭兵的な役割を果たすということだ。

何らかの攻撃、あるいは工作で原発が破壊された場合、日本は破滅する可能性が高いが、朝鮮半島で戦争が勃発、あるいは朝鮮の体制が崩壊した場合に発生するであろう難民の問題も無視できない。これは中東/北アフリカ/ウクライナにおける出来事でも明らか。朝鮮半島を南下、あるいは船で日本列島へ向かう人も少なくないだろう。朝鮮がそうしたリスクを冒してまで攻撃するような国だとは思えない。

本ブログでは何度か書いているが、朝鮮戦争やベトナム戦争はアメリカの対中国戦の一環である可能性が高い。これは今でも同じ。ヨーロッパでアメリカ/NATOはイランを口実に使い、ロシアとの国境周辺にミサイル・システムを配備してきたが、この点、朝鮮はイランと似た役割を演じている。

中国との関係を重視する韓国の反対を押し切り、アメリカはTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムを韓国に配備するが、勿論、これは朝鮮でなく中国がターゲットだ。

韓国では金泳三が大統領に就任した1993年に済州島での海軍基地建設が発表された。候補地が江汀(カンジョン)に絞られたのは2007年のこと。その翌年、2008年の2月に大統領だった盧武鉉は辞任に追い込まれてしまう。現在、アメリカは最新鋭のミサイル駆逐艦ズムウォルトを済州島の基地へ配備したい意向を示しているが、これも中国を睨んでのことだ。朝鮮の核兵器開発、ミサイルの発射実験などもアメリカの中国戦略と深く結びついているだろう。






最終更新日  2017.04.19 14:57:27

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