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《櫻井ジャーナル》

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2017.05.25
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6月8日に総選挙が予定されているイギリスで5月22日に爆破事件があった。マンチェスターの競技場で「自爆攻撃」があり、23名が死亡したとされている。事件と選挙との間に何らかの関係があるのかどうか不明だが、自爆したとされるサルマン・ラマダンは興味深い人物である。

ラマダンの両親はリビアで治安関係の仕事をしていたが、何らかの理由で母国を逃げ出してイギリスへ難民として移り住んでいる。ラマダン自身はイギリスで生まれたが、2011年にフランス、イギリス、アメリカ、サウジアラビア、カタールなどが中心になってムアンマル・アル・カダフィ体制を倒した際、リビアへ入ったと言われている。

リビアではLIFGと呼ばれる武装集団に参加しているようだが、この組織は本ブログで何度も書いているようにアル・カイダ系で、NATOと連携していた。2011年10月にカダフィが惨殺された直後、ベンガジでは裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられていた。その映像はYouTubeにアップロードされ、イギリスのデイリー・メイル紙も伝えている。







その後、侵略軍に破壊されたリビアは無政府状態で、少なからぬLIFGの戦闘員たちはCIAやNATOによって兵器/武器を一緒にトルコ経由でシリアへ運び込まれた。ラマダンもそうした動きをしている。リビアに残った戦闘員たちはダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)というタグをつけているようだ。

シリアやイラクでアメリカ軍はアル・カイダ系武装集団やダーイッシュの幹部は救出しているが、末端の戦闘員は見捨てられている。傭兵の雇い止めのようなもので、暴走することはありえるが、ラマダンの父親は息子を無実だと主張している。





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最終更新日  2017.05.25 05:57:29



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