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《櫻井ジャーナル》

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2017.05.28
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すでに言われていたことだが、アメリカ国防総省は朝鮮半島周辺へ3空母を集結させるようだ。カール・ビンソン中心とする艦隊に続いて5月23日に空母ロナルド・レーガンを横須賀から出港させたが、さらに空母ニミッツも西太平洋へ向かわせるようだ。朝鮮を挑発、それに朝鮮が応じているようにも見えるが、アメリカの視線は中国に向けられているだろう。

5月14日から15日かけて中国は北京でBRF(一帯一路フォーラム)を開催、29カ国が参加している。そのうち首相が出席したのはポーランド、ハンガリー、セルビア、ギリシャ、イタリア、スペイン、エチオピア、パキスタン、スリ・ランカ、モンゴル、カンボジア、マレーシア、フィジー、大統領はフィリピン、ベトナム、インドネシア、ラオス、ケニア、ロシア、ベラルーシ、カザフスタン、ウズベキスタン、キルギス、トルコ、チェコ、スイス、アルゼンチン、チリ、そしてミャンマーは最高実力者のアウン・サン・スー・チーだ。国連、世界銀行、IMFなどもトップを送り込んできた。

経済相を送り込んできたドイツはコミュニケに署名しなかったが、ハンガリーのビクトル・オーバン首相はアメリカが主導する古いグローバル化モデルは時代遅れだと明言、同国のブカレストとセルビアのベルグラードを結ぶ鉄道の近代化を含む金融経済分野で中国と合意している。オーバン首相はトルコとの関係を強化するとも語った。

トルコと歴史的なライバル関係にあるギリシャに対し、中国はインフラ、エネルギー、通信などで協力すると提案、ギリシャ側も中国の提案を受け入れる方向で動いている。ギリシャはロシアの有利な提案を蹴ってEUに留まり、予想通り経済は破綻した。ギリシャを破綻させ、甘い汁を吸おうとしていたのが西側の巨大資本やその手先になっていたギリシャの支配層であり、必然的な結果だ。

トルコ、ハンガリー、ギリシャが連携した場合、ウクライナがロシアとEUとがつながることを妨害しても意味はなくなる。ネオコンを黒幕とし、ネオ・ナチが主導してクーデターを成功させたウクライナはすでに破綻国家と化しているが、ロシアを攻撃する前進基地、地域を不安定化させる核として機能するだけになりそうだ。

ウクライナの状況は、西側巨大資本の命令に従うとどうなるかを周辺国に知らせることになり、アメリカ離れを促進させることになった。そうした離反を防ぐため、アメリカはエリート層に対する買収と恫喝、飴と鞭を駆使するしかない。最終的には核戦争の脅しだが、本ブログでは何度も書いているように、中国やロシアには通じない。通じないのだが、それでもアメリカ政府は朝鮮半島周辺へ3空母を終結させている。脅しの通じない相手を脅すためにエスカレートさせていくと最終的には核戦争しかなくなる。アメリカ支配層は核戦争時に逃げ込む施設を地下に建設しているが、大半のアメリカ人は見捨てられる。勿論、他国の人間のことなど考えていないだろう。その狂気につきあい、戦争の準備をしているのが安倍晋三政権だ。





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最終更新日  2017.05.28 18:31:56



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