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《櫻井ジャーナル》

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2017.06.28
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ホワイトハウスの広報担当、シーン・スパイサーは6月26日、シリア政府が化学兵器を計画している可能性があるとしたうえで、もし攻撃したなら報復すると主張したが、それに対してウラジミル・プーチンの広報担当であるドミトリー・ペスコフはシリアの合法的な指導者に対するそうした脅しは受け入れられないと応じた。

アメリカは4月6日夜にアメリカ軍は駆逐艦のポーターとロスから巡航ミサイルのトマホーク59機をシリアのシャイラット空軍基地に向けて発射、少なくとも数機は目標へ到達したと言われている。バシャール・アル・アサドはシリアの防空システムは半分以上が破壊されていると語っているので、ロシア軍によるジャミングでミサイルを落とした可能性がある。

この攻撃はCIAの説明を無視して実行された。4月6日の早朝にマイク・ポンペオCIA長官はドナルド・トランプ大統領に対し、シリア政府側は化学兵器を使用していないと説明している。それにもかかわらず、アメリカ政府がバラク・オバマ政権の政策を変更、アサド大統領の排除を止めたと発表した直後の4月4日にシリア政府軍が化学兵器を使ったとしてアメリカ軍は攻撃したいうのだ。

現地の様子から化学兵器が使われたとする話に疑問を持つ人は少なくなかった。理由のひとつは、現場にいる人物が防護服を着ていないこと。そもそもアメリカ側の主張には、いつものことだが、証拠が示されていない。

巡航ミサイルによる攻撃の後、ロシアのウラジミル・プーチン大統領はイタリアのセルジョ・マッタレッラ大統領との共同記者会見で、4月4日の有毒ガス流出事件は偽旗作戦だと明言、さらなる化学兵器による攻撃が計画されていると語っているが、これは最悪の展開を避ける狙いがあったのだろう。

本ブログでも紹介したが、ジャーナリストのロバート・パリーは攻撃の直後、4月6日の早朝にドナルド・トランプ大統領がマイク・ポンペオCIA長官から化学兵器の使用を否定する説明を受けていたとする内部からの情報を伝えている。

そして、6月25日にはジャーナリストのシーモア・ハーシュが同じ内容の記事をドイツのメディアに書いている。ハーシュによると、4月4日に聖戦主義者の幹部が会議を開くという情報をつかんだロシアとシリアは攻撃計画を立て、その内容をアメリカ側へ伝えている。CIAにも直接、ロシアから攻撃に関する情報が伝えられていた。攻撃の前からアメリカ側はロシアから情報を知らされていたのだ。その情報が何者かによって現地のアル・カイダ系武装集団へ伝えられた可能性は高い。







また、6月22日にはフランスのエマニュエル・マクロン大統領がシリア政府による化学兵器の使用は根拠がないと話している。マクロンはロスチャイルド資本の代理人であり、ヨーロッパの支配層がネオコンと距離を置き始めた可能性がある。

4月4日の有毒ガス流出騒動は偽旗作戦だという情報が流れた直後、アメリカ政府はシリア政府を恫喝したわけだ。アメリカ支配層の悪事を暴こうとするとロシアと戦争を始めるぞと脅しているようにも聞こえる。ハーシュが明らかにしたアメリカの安全保障担当者の発言を借りると、トランプの周辺はロシア軍が張り子の虎でないことを理解していない。






最終更新日  2017.06.28 13:13:49


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