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《櫻井ジャーナル》

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2017.07.11
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アメリカでは民主党や有力メディアがロシアによる選挙への介入が宣伝され、ドナルド・トランプ大統領を攻撃する材料になってきた。そうした勢力が創り出した「疑惑」を調べるため、特別検察官に任命されたのがロバート・ミュラー。2001年9月4日から13年9月4日にかけてFBI長官を務めた人物だ。FBI長官に就任した1週間後、ニューヨークの世界貿易センターの3棟とバージニア州アーリントンにある国防総省の本部庁舎が攻撃されている。この事件の真相を上手に隠蔽したと陰口をたたかれているのがミュラーだ。

トランプを追い詰める役割を負っているミューラーだが、ロシアのハッキングされたと民主党が主張するコンピュータを調べていない。民主党が調査を拒否しているのだ。実際に調べたとされているのはサイバーセキュリティー会社のクラウドストライクだけ。この事実が問題になっている。

バラク・オバマ政権の国土安全保障長官だったジェー・ジョンソンによると、民主党は同省の協力も拒否している。2014年にソニー・ピクチャーズの情報が漏れた際、朝鮮が盗んだと主張したのもクラウドストライク。後に内部の人間が外へ出したことが判明している。

民主党や有力メディアは証拠を示すことなくトランプのロシア疑惑を叫んでいたが、今年3月に報告書らしきものが公表される。イギリスの対外情報機関、MI6の元オフィサーで民間情報会社を経営するクリストファー・スティールが作成したのだが、根拠薄弱だということは本人も認めている。そのスティールが作成した報告書を元にロシア疑惑劇の開幕を下院情報委員会で告げたのがアダム・シッフ下院議員だ。

こうした反トランプ・キャンペーンの一環でジェームズ・コミー前FBI長官は6月8日に上院情報特別委員会の公聴会へ出席、証言したのだが、トランプ大統領に打撃を与えられなかっただけでなく、自らが機密情報を漏らしたことを明らかにしてしまった。最悪の場合、懲役35年を言い渡される可能性がある。

ロシア攻撃を始める前の民主党は、WikiLeaksが公表したヒラリー・クリントンらの電子メールで窮地に陥っていた。そうしたメールの中には2015年5月の段階で民主党の幹部たちがヒラリー・クリントンを同党の候補者にすることを内定していたことを示唆するものが含まれていた。

実は、この電子メールが公表されなくても民主党でそのようなことが決められていたことは推測されていた。2015年6月11日から14日かけてオーストリアで開かれたビルダーバーグ・グループの会合にジム・メッシナというヒラリー・クリントンの旧友が出席していたからだ。この段階でアメリカの大統領選挙はクリントンが軸になると少なからぬ人は見ていた。

こうした流れに変化が生じたのは2016年2月10日のこと。ヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問してウラジミル・プーチン露大統領と会談、22日にはシリアで停戦の合意が成立したのだ。停戦はアメリカが配下の武装集団の体勢を立て直すときに使われる常套手段ではあるが、支配層の内部にもクリントン周辺の好戦的な姿勢に危機感を抱く人がいても不思議ではない。

共和党ではトランプ、民主党ではバーニー・サンダースが人気になる。ふたりの共通点は戦争や新自由主義経済に反対していたこと。民主党の幹部たちはさまざまな手段を講じてサンダースを押さえ込むことに成功した。最終的には予備選の前夜にAPが「クリントン勝利」を宣告して止めを刺した。スーパー代議員(上位代議員、あるいは特別代議員と訳されている)の投票予測でクリントンが圧倒し、勝利は確定していると宣伝、そうした雰囲気を作ったのだ。

7月12日にサンダースはロシアや中国との軍事的な緊張を高め、巨大資本のカネ儲けに奉仕するクリントンを支援すると表明するが、今年に入り、FBIはサンダースを捜査のターゲットにしている。支配層の邪魔をしたトランプとサンダースをFBIが懲罰しようとしているようにも見える。






最終更新日  2017.07.11 13:05:04

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