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《櫻井ジャーナル》

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2018.10.26
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 ワシントン・ポスト紙のコラムニストだったジャマル・カショーギがトルコのイスタンブールにあるサウジアラビア領事館へ入ったまま行方不明になったのは今年(2018年)10月2日のことだった。それ以来、西側の有力メディアはサウジアラビア皇太子のモハンマド・ビン・サルマンを批判、退任させようとしている。

 カショーギが領事館の内部で殺されたとトルコの警察当局は早い段階で発表、事件は注目されることになった。殺害の様子はカショーギ本人のアップル・ウォッチで録音され、外にいた婚約者へiPhoneで送信されたという。

 トルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン政権は「反体制ジャーナリスト」の殺害を明らかにしたように見えるが、このエルドアン政権は反体制派を厳しく弾圧してきた。犠牲者のひとりと考えられているジャーナリストがプレスTVの記者セレナ・シム。2014年10月19日に「自動車事故」で死亡している。

 当時、トルコはシリアのバシャール・アル・アサド政権を倒すためにアメリカ、イスラエル、サウジアラビア、イギリス、フランス、カタールと手を組み、シリアに傀儡政権を樹立するために傭兵を送り込んでいた。

 アメリカ軍の情報機関DIA(国防情報局)が2012年8月にアメリカ政府へ提出した報告書でも指摘されているように、その​傭兵にはアル・カイダ系のAQIが含まれ、主力はサラフィ主義者やムスリム同胞団​。この作戦はバラク・オバマ大統領が2010年8月に出したPSD-11に基づくものだ。この指令ではムスリム同胞団を使うことになっていた。

 ジャーナリストのシーモア・ハーシュが2007年3月5日付けのニューヨーカー誌に書いた記事によると、​アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの三国同盟がシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラをターゲットにした秘密工作を開始​している。

 1991年12月にソ連は消滅するが、その直前にポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)はイラク、シリア、イランを殲滅するとポール・ウォルフォウィッツ国防次官(当時)が口にしていた。この話は2007年にウェズリー・クラーク元欧州連合軍(現在のNATO作戦連合軍)最高司令官が語っている。2001年9月11日にニューヨークの世界貿易センターとバージニア州アーリントンの国防総省本部庁舎(ペンタゴン)が攻撃された直後、ドナルド・ラムズフェルド国防長官の周辺では攻撃予定国リストが作成されていた。そこにはイラク、シリア、イランのほか、レバノン、リビア、ソマリア、スーダンが載っていた。(​3月​、​10月​)

 このうちイラクは2003年に侵略、サダム・フセイン体制は倒された。残るはシリア、イラン、そしてレバノン、リビア、ソマリア、スーダンということになる。レバノンを侵略するためにヒズボラがターゲットになった。

 ハーシュによると、その工作はリチャード・チェイニー副大統領(当時。以下同じ)、国家安全保障担当副補佐官のエリオット・エイブラムス、イラク駐在のアメリカ大使で記事が出た直後に国連大使に就任したザルメイ・ハリルザドといったネオコン、そしてサウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン王子が中心になって進められた。

 ビン・スルタンはブッシュ家と関係が深く、1983年10月から2005年9月までアメリカ駐在大使を務め、2005年10月から2015年1月までは国家安全保障事務局長、その間、2012年7月から2014年4月までGIP(総合情報庁)長官を務め、アル・カイダ系やチェチェンの武装集団を操っていたことでも知られている。(つづく)







最終更新日  2018.10.26 12:00:07



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