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《櫻井ジャーナル》

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2019.03.08
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 ​グアムのアンダーセン空軍基地を飛び立った2機のB-52戦略爆撃機が3月4日に南シナ海から東シナ海にかけての空域を飛行​した。前回の飛行は昨年(2018年)11月。アメリカ太平洋空軍は通常の訓練飛行だとしているが、中国の近くを飛行しているわけで、挑発、あるいは恫喝と見られても仕方がない。

 アメリカはこの空域を含む東アジアのほか、ウクライナやシリア(中東)で軍事力を行使、ベネズエラでクーデターを目論み、ここにきてインド周辺で軍事的な緊張を高めている。

 ベネズエラはアメリカ支配層が自分たちの「裏庭」だとしているラテン・アメリカの再植民地化を完了させることが目的だろうが、ウクライナ、中東、インド、東アジアは19世紀から続くアングロ・サクソンの長期戦略に基づいている。

 イギリスの支配層は中国(清)を植民地化し、その富を略奪する目的で1840年から42年にかけてアヘン戦争、56年から60年にかけてアロー戦争(第2次アヘン戦争)を仕掛けた。両戦争でイギリスは勝利したものの、内陸部を占領する兵力がなかったことから傭兵として日本人が利用されたと本ブログでは考えている。そのための明治維新だ。

 関東大震災の復興支援を頼ったことからアメリカのJPモルガンが日本に大きな影響を及ぼすようになったが、この巨大金融機関の創設者、ジョン・ピアポント・モルガンはナサニエル・ロスチャイルドが自分たちのアメリカにおける代理人に据えた人物だ。

 その後の展開は本ブログでも何度か書いているので今回は割愛するが、ジョセフ・グルーという名前だけは頭に入れておいて欲しい。この人物は戦前レジームと戦後レジームを結びつけるキーパーソンである。

 19世紀からアングロ・サクソンは中国の完全な植民地化、つまりすべての富を奪おうとしてきた。1945年4月にニューディール派のフランクリン・ルーズベルト大統領が急死するとホワイトハウスの実権をウォール街が奪還、中国では国民党政権の樹立を目指して支援した。

 この計画が失敗、コミュニストの中華人民共和国が1949年に成立してしまう。そして1950年に朝鮮戦争が勃発、51年1月にCIAの破壊工作を統括する副長官にアレン・ダレスが選ばれ、その年の4月にCIAの顧問団に率いられた国民党軍が中国領内に侵攻したが撃退され、翌年の8月にも同じように国民党軍が中国への軍事侵攻を試みたが失敗に終わった。

 山岳地帯での戦闘に不慣れなアメリカ軍は朝鮮戦争で大規模な空爆を実施、2割とも3割とも言われる人びとを虐殺したが、苦戦した。旧日本軍の将校からアドバイスを受けて盛り返したと言われている。その戦争は1953年7月に休戦、アレン・ダレスの兄にあたるジョン・フォスター・ダレス国務長官は54年1月にNSC(国家安全保障会議)でベトナムにおけるゲリラ戦の準備を提案、それを受けてCIAはSMM(サイゴン軍事派遣団)を編成した。

 この流れから考えて、朝鮮戦争もベトナム戦争も対中国戦争の一環だろう。その戦争は今も続いている。ベトナムのハノイで2月27日と28日にかけて行われたドナルド・トランプ米大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の会談もそうした視点から見る必要がある。米朝問題の本質は米中問題だ。アメリカの支配層が純粋に朝鮮半島の平和を望んでいるなどということは考えられない。当然、日本もアメリカの戦争に巻き込まれている。







最終更新日  2019.03.08 02:14:26

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