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《櫻井ジャーナル》

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2019.08.09
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 アメリカ陸軍航空軍に所属していたB-29爆撃機「ボックスカー」が「ファット・マン」と名づけられた原爆を長崎へを投下したのは1945年8月9日のことだった。

 爆心地から500メートルほどの地点にあったカトリック教会の浦上天主堂は破壊され、その惨状は核兵器が何をもたらすかを人類に警告しているようにも見えた。

 この廃墟を破壊する作業は1958年3月から日本人の手によって始められている。議会の決定に反して廃墟の破壊を決めたのは長崎市長の田川務だ。

 アメリカは今でもピューリタンの影響を強く受けている国である。その始まりは1620年にメイフラワー号でアメリカへ渡った「ピルグリム(巡礼者)・ファーザーズ」だ。この信者たちは北アメリカで「新イスラエル」を建設するつもりだったとも言われている。

 ヨーロッパからアメリカ大陸への本格的な移民が始まるのはクリストファー・コロンブスがカリブ海に現れた1492年より後のこと。その当時、北アメリカには100万人とも1800万人とも言われる先住民が住んでいたと推測されている。

 移民は先住民の虐殺をともなうもので、1890年にウーンデッド・ニー・クリークで先住民の女性や子供が騎兵隊に虐殺された時には約25万人に減少していた。

 ピューリタンはヨーロッパでも人びとを虐殺している。その指揮官として知られているのがオリバー・クロムウェル。国王だったチャールズ1世を処刑して「ピューリタン革命」を成功させた後、小農民や職人層が支持していた水平派を弾圧し、同時にアイルランドやスコットランドを侵略して多くの住民を殺している。この歴史を抜きに現在のアイルランドやスコットランドの問題を議論することはできない。

 クロムウェルの侵略を受ける前、1641年におけるアイルランドの人口は147万人だったが、侵略された後の52年には62万人に減少していた。50万人以上は殺されたのだが、残りは「年季奉公」や「召使い」という名目で売られたと言われている。奴隷を人種の問題だと考えると、こうしたことが見えなくなる。

 ピューリタンに殺されたキリスト教徒の多くはカトリック教徒であり、そのカトリックにおける最高位の聖職者が教皇。長崎に原爆が投下された当時のローマ教皇はピウス12世だ。

 この人物はアレン・ダレスと緊密な関係にあった。言うまでもないだろうが、ダレスはウォール街の大物弁護士で、第2次世界大戦の際にはアメリカの戦時情報機関OSSの幹部として活動、大戦後はその肩書きに関係なく、情報活動のトップと見なされていた。ピウス12世とダレスの関係は1958年10月にピウス12世が死亡するまで続く。

 アメリカの情報機関と緊密な関係にあったことではパウロ6世も有名。1963年6月から78年8月まで教皇の座にあった。その後に教皇となったヨハネ・パウロ1世はそうした関係に否定的で、CIAとの関係が深い秘密結社P2のメンバーを処分する決断をしていたと言われているが、在位33日で急死している。

 その後のヨハネ・パウロ2世はポーランド出身で、アメリカの東欧工作に協力していたことがわかっている。その際、CIAの工作資金がバチカン銀行を経由してポーランドの反体制労組「連帯」へ流されていたことも判明している。その送金が法律に違反していたことから金融スキャンダルに発展、少なからぬ関係者が死亡している。

 教皇ではないが、ニューヨークの枢機卿だったフランシス・スペルマンとCIAとの関係も有名。その高弟だった言われているのが大戦後に日本で暗躍していたブルーノ・ビッター。日本カトリック教団本部四谷教会の責任者だった。

 月刊誌「真相」の1954年4月号によると、ビッターは地下資金に関係していた。1953年秋に来日したリチャード・ニクソンは大使館公邸でバンク・オブ・アメリカ東京支店の副支店長とビッターに会い、「厳重な帳簿検査と細かい工作指示を与えた」と言われている。

 ニクソンは1953年1月から副大統領を務めた。その当時、40歳になったばかり。その若さで副大統領に選ばれたのは闇資金をドワイト・アイゼンハワーに提供したからだと言われている。アメリカでは企業のヤミ献金だとされているが、真相誌はアメリカが押収した旧日本軍の略奪財宝が原資だとしている。

 その会談から2カ月後、ビッターは霊友会の闇ドル事件にからんで逮捕されてしまう。外遊した同会の小谷喜美会長に対し、法律に違反して5000ドルを仲介した容疑だった。

 金額は大きくないが、その背景には闇資金に関係したシステムが存在、それが浮上することを恐れた何者かが動き、押収された書類はふたりのアメリカ人によって警視庁から持ち去られてしまう。そして闇ドルに関する捜査は打ち切りになった。秘密裏に犬養健法相が指揮権を発動したと言われている。

 そのビッターは靖国神社の存続でも大きな役割を演じたとされている。朝日ソノラマから出された『マッカーサーの涙/ブルーノ・ビッテル神父にきく』によると、GHQ/SCAP(連合国軍最高司令官総司令部)では、多数派の将校が靖国神社の焼却を主張していたのだが、それをビッターの働きかけで阻止したというのだ。靖国神社はCIAと関係が深いと言われている。







最終更新日  2019.08.09 13:26:54



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