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《櫻井ジャーナル》

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2019.10.08
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 ​トルコ空軍機がシリア北東部、マサカのマリキヤに対する空爆を始めたようだ​。その地域はアメリカ軍がクルドを使って支配している地域に含まれていたが、攻撃の前にアメリカ軍は撤退していた。この空爆をアメリカ政府は容認したのだろう。トルコ政府はイラン政府に対し、シリアへの部隊派遣は一時的なものだと説明している。

 トルコ軍の動きを知ったクルド系の人びとはアメリカ軍に対し、攻撃から自分たちを守るように訴えていたものの、アメリカ側にそれに応えるような動きは見られない。クルド内にアメリカへの不信が広がることは避けられないだろう。

 ドナルド・トランプ米大統領は昨年12月にアメリカ軍2000名をシリアから撤退させる方針を示し、政府内にも衝撃が走った。その意向に従って撤退の命令書に署名したジェームズ・マティス国防長官は抗議のために辞任した。

 マイク・ペンス副大統領、ジョン・ボルトン国家安全保障補佐官、マイク・ポンペオ国務長官の好戦ラインのほか、シリア特使だったジェームズ・ジェフリーも撤退の問題で大統領と対立し、結局、撤退は立ち消えになる。

 その間、中東を担当するアメリカ中央軍は大統領の意向を無視するかのような動きをしていた。例えば、大統領から命令が出た直後にアメリカ軍はイラクからシリアにある同軍の平坦拠点へ軍事車両や軍備品を150両近いトラックで運び込んだ。シリアとの国境に接したイラクの西部地域に軍事的な拠点を建設にしていたことも知られている。こうしたアメリカ軍の動きにイラク政府は反発、アメリカとイラクとの関係は悪化し、ここにきての混乱につながる。

 イラクの治安を担っているハシド・アル・シャービ(人民動員軍)の東部地区を担当している司令官によると、アメリカ軍はシリア東部にいるダーイッシュ(イスラム国、IS、ISIS、ISILとも表記)へ軍事情報を伝えている。

 トルコ軍のクルドに対する攻撃に合わせ、ロシア軍とシリア政府軍はシリア北西部にあるアレッポからマンビジュにかけての地域へ防衛のために部隊を派遣しているとする情報がクルドから流れている。

 今後、トルコ軍がどのように動くか明確でないが、情況次第でアメリカ軍はシリアから撤退、イラクへアメリカ軍やジハード傭兵を集中させそうだ。そうなるとアメリカはイラクとの関係がさらに悪化する。







最終更新日  2019.10.08 12:49:26

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