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《櫻井ジャーナル》

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2020.02.12
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 2月5日に死亡した俳優のカーク・ダグラスが戦った相手は何者なのだろうか?

 スタンリー・キューブリックが監督した映画「スパルタカス」が1960年10月に公開されるが、ダグラスはハリウッドの「ブラックリスト」に載っていたドルトン・トランボの名前を脚本家としてその映画のクレジットに明記した。

 これはダグラス自身がアメリカの映画界から葬り去られる可能性もある行為だったが、その年の大統領選挙で当選したジョン・F・ケネディがアメリカ在郷軍人会のピケを突破して映画を見たことでそうした展開にはならず、ブラックリストは消滅する。

 1933年から34年にかけての時期にウォール街の大物たちはフランクリン・ルーズベルト大統領を中心とするニューディール派の政権を倒すためにクーデターを計画した。クーデターの実行部隊は在郷軍人会が予定されていた。在郷軍人会は巨大金融資本の手先だと言うことができるだろう。

 本ブログでも繰り返し書いてきたが、このクーデター計画は海兵隊のスメドリー・バトラー退役少将のカウンター・クーデター宣言などによって実行されなかったが、その人脈はその後も生き続ける。

 第2次世界大戦でドイツは1945年5月上旬に降伏するが、その前の月にルーズベルト大統領は執務中に急死。ニューディール派の力は急速に衰え、ウォール街がホワイトハウスの実権を奪還。「赤狩り」という形で反ファシスト派が粛清されていった。

 その舞台になったのが下院の非米活動特別委員会や上院の特別調査委員会。上院の委員会で委員長として「赤狩り」を指揮したジョセフ・マッカーシー議員は悪名高いが、この上院議員はFBIのJ・エドガー・フーバー長官に操られていたにすぎない。

 マッカーシーの法律顧問として動いていたロイ・コーンはコロンビア法科大学院を卒業した直後からコミュニストの摘発に従事していた人物だが、その一方で恐喝を生業としている暗黒街の一味の下で働いていたとも言われている。

 またコーンは禁酒法時代に密造酒で大儲けしたルイス・ローゼンスティールと「親子のように」親しく、犯罪組織ガンビーノ・ファミリーのメンバー、例えばジョン・ゴッチの法律顧問にもなっている。その後ドナルド・トランプの顧問になった。このローゼンスティールもスキャンダルを使った恐喝をしていたと言われている。

 交友関係などからコーンの後継者ではないかと疑われているのが2019年7月に性犯罪の容疑で逮捕され、同年8月に房内で死亡たジェフリー・エプスタイン。コーンやローゼンスティールたちと同じように、未成年の女性などを有力者へ提供し、その行為を隠し撮りして脅しに使っていたことは本ブログでも書いたことだ。







最終更新日  2020.02.12 00:49:03



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