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《櫻井ジャーナル》

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2020.02.20
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 アメリカでは「大統領候補選び」というイベントが行われているが、民主党の候補選びでバーニー・サンダースの強さが目立つ。2月14日から17日にかけて実施されたABCニュースとワシントン・ポスト紙の世論調査ではサンダースが32%だったのに対し、次のジョー・バイデンは16%、大富豪のマイケル・ブルームバーグは14%、元ハーバード大学教授のエリザベス・ウォーレンは12%、イスラエルやCIAとの関係が露見したピート・ブータジャジは8%。

 ウクライナを舞台とした汚職事件が重くのしかかっているバイデンが失速していることは明らかで、アイオワ州の党員大会で飛び出したブータジャジ元サウスベンド市長はイスラエルやCIAとの関係が露見したこともあって当初の勢いはなくなっている。内政問題で弱者の立場から発言しているウォーレンは国際問題になるとネオコンの政策を主張、支持者が増えるとは思えない。結局、テレビでの宣伝だけで3億2700万ドルを投入したというブルームバーグと草の根の支持者がいるサンダースの戦いになりつつある。

 2016年の大統領選挙では夏からFBIがドナルド・トランプを潰すために動き始めていたが、民主党の幹部や有力メディアは人気が出てきていたサンダースの足を引っ張りにかかっていた。こうした民主党内部の工作の一端を明らかにする電子メールをウィキリークスは2016年3月から公開している。民主党や有力メディアが「ロシアゲート」キャンペーンを始める一因はここにある。

 現在、サンダースは前回より強いが、内政でも外交でも彼の政策を支配層が受け入れるようには思えない。そうした支配層に受け入れさせたければ政策を彼らのそれに近づける必要がある。そうしたことを公然と行えば支持を失う。裏で行っても晩節を汚すことになる。サンダースを懐柔できなければ、何らかの形で脅し、それでも駄目ならあらゆる手段を使って引きずり下ろそうとするだろう。






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最終更新日  2020.02.20 12:49:06



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