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《櫻井ジャーナル》

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2020.02.21
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 シリア政府軍はイドリブでジハード傭兵に対する攻撃を続け、支配地域を広げている。2月上旬には重要な幹線道路、ダマスカスとアレッポを結ぶM5ハイウェー、そしてラタキアとアレッポを結ぶM4ハイウェーを奪い返したようだ。

 それに対し、トルコ政府はシリア政府軍をイドリブから追い出すために部隊を派遣すると宣伝しているが、それをロシア政府は「最悪のシナリオ」だと警告、​2月19日には黒海上空に2機のTu-22M3爆撃機を護衛機付きで5時間以上飛行させた​。2016年にロシア軍はシリアで活動するジハード傭兵を攻撃するため、何度かTu-22M3を使っていた。トルコ政府に対する警告だと考えられている。

 昨年8月にトルコのレジェップ・タイイップ・エルドアン大統領はロシアを訪問、ウラジミル・プーチン露大統領と会見している。その際、イドリブから武装集団タハリール・アル-シャームの解体を約束、地域を正常化することで両国は合意したと言われているが、反発が強かったようだ。その月の下旬にはトルコ領へ逃げ込もうとしてトルコ軍に押し戻された戦闘員がエルドアンを「裏切り者」と罵り、大統領の写真を焼という出来事もあったという。

 8月31日にはアル・カイダ系武装集団のハラス・アル・ディンとハイアト・タハリール・アッシャームの幹部がミサイルで攻撃されたが、サウジアラビアで伝えられているところによると、タハリール・アル-シャームのリーダーが手渡した情報に基づいてアメリカ軍が攻撃したのだという。イドリブからの撤退に応じようとした幹部を殺したとも言われている。

 トルコ政府はロシア政府との合意を守るために12月まで武装集団と話し合いを続けたが、不調に終わる。そこでシリア政府軍は攻撃を開始したとわけだ。

 トルコがイドリブで苦境に陥る中、アメリカ軍は大量の武器をイラクからシリアへ運び込んでいる。ロシア軍によると、今年に入ってから80両以上の装甲車両や武器を満載した300両を超すトラックがイラクからシリア北東部へ入ったという。トルコ軍と対立しているクルドの武装勢力へ渡されているようだ。







最終更新日  2020.02.21 00:00:15



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