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《櫻井ジャーナル》

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2020.05.16
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 2015年の段階でアメリカ民主党の幹部はヒラリー・クリントンを次期大統領候補者とすることで合意、支配層全体でも内定していたと言われている。2015年6月にオーストリアで開かれた​ビルダーバーグ・グループの会合へジム・メッシナというヒラリー・クリントンの旧友が出席していた​ことも、そうした話が信じられたひとつの理由だ。

 そうした流れに変化が生じたと見られるようになったのは​2016年2月10日。ヘンリー・キッシンジャーがロシアを訪問​、ウラジミル・プーチン大統領と会談したのだ。22日にはシリアにほいて停戦で合意した。その後、トランプが有力候補として注目されるようになるのだが、それ以上に民主党の幹部や有力メディアが恐れたのはバーニー・サンダースである。

 2016年3月にウィキリークスがヒラリー・クリントンの電子メールを公表、その中にはバーニー・サンダースが同党の大統領候補になることを妨害するよう民主党の幹部に求めるものがあり、サンダースの支持者を怒らせることになる。

 ​7月にウィキリークスは民主党全国委員会(DNC)の電子メールを公表​、その中には2015年5月26日の時点で民主党幹部たちはヒラリー・クリントンを候補者にすると決めていたことを示唆するものも含まれていた。民主党がクリントンを候補者に選ぶ方向で動いていたことはDNCの委員長だったドンナ・ブラジルも認めている。2011年1月24日の時点でヒラリー・クリントン国務長官は投機家のジョージ・ソロスからアドバイスを受けていたことも発覚した。

 DNCと有力メディアは批判の矛先を変えるため、電子メールはロシア政府がハッキングしたとする宣伝を開始するが、技術的な分析からクリントンの電子メールはハッキングではなく内部からのリークだった可能性が高いことは明白。

 調査ジャーナリストの​シーモア・ハーシュによると​、電子メールをウィキリークスへ渡したのはDNCのコンピュータ担当スタッフだったセス・リッチであり、その漏洩した電子メールをロシア政府がハッキングしたとする偽情報を流たのは2013年3月から17年1月までCIA長官を務めたジョン・ブレナンだという。

 同じ趣旨のことはリッチの両親が雇った元殺人課刑事の私立探偵リッチ・ウィーラーも主張していた。この探偵はセスがウィキリークスと連絡を取り合い、DNC幹部の間で2015年1月から16年5月までの期間に遣り取りされた4万4053通の電子メールと1万7761通の添付ファイルがセスからウィキリークスへ渡されているとしていた。

 またダナ・ローラバッカー下院議員によると、2016年8月に同議員はロンドンのエクアドル大使館でウィキリークスのジュリアン・アッサンジと会談、​リークされた電子メールの情報源がロシアでないことを示す決定的な情報を提供する用意​があると聞かされたという。アッサンジ逮捕を諦めることが条件だったようだ。この情報をローラバッカー議員はジョン・ケリー大統領首席補佐官に伝えたのだが、この情報はトランプ大統領へは知らされなかった。

 しかし、セス・リッチはこの件に関して証言していない。証言する前に殺されたからである。2016年7月10日午前4時20分に警官が銃で撃たれたリッチを発見、そのときは意識があったものの、病院で死亡したという。

 こうした中、FBIはロシアゲートをでっち上げる工作をイギリスの情報機関と共同で開始するのだが、その辺の事情が後に判明する。今回、司法省がフリンに関する起訴を取り下げたのもそのためだが、ロシアゲートのでっち上げが公式に認められるとDNCやFBIだけでなく司法省やCIAもスキャンダルに巻き込まれる。そうした難しい情況を処理するためにトランプ政権へ送り込まれ、司法長官に就任したのがウィリアム・バー。CIA出身で、ジョージ・H・W・ブッシュの部下だった人物だ。(つづく)







最終更新日  2020.05.16 05:00:05



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