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《櫻井ジャーナル》

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2020.07.01
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 どの国、どの体制でも「エリート」と呼ばれる人は特権意識を持っているのだろうが、アメリカの場合、その意識が「神の領域」に達している人びとがいるようだ。「ギリシャの神」になろとしているエリートのグループが存在するというのだ。

 ジャーナリストのジョセフ・ダニエル・キャソラーロはそう話していたのだが、彼は1991年8月に取材先のホテルで変死している。キャソラーロによると、アメリカには巨大企業や犯罪組織で構成される秘密委員会のような集まりが存在するという。彼はそれを「オクトパス」と呼んでいた。企業の背後にはウォール街が、犯罪組織の背後にはCIAが存在している。

 死の直前までキャソラーロはイラン・コントラ事件を含むアメリカの隠された歴史を調べていた。言うまでもなく、イラン・コントラ事件とは、イランへの違法な武器密輸と密輸でいた利益をニカラグアの反革命ゲリラ「コントラ」へ提供するという違法活動だが、その活動はオクトパスが行っていた世界規模の秘密工作の一部にすぎないという。

 1970年代の前半、アメリカに対する印象は地に落ちていた。インドシナにおける侵略戦争やラテン・アメリカにおける住民殺戮を含む情報機関を使った侵略、破壊、殺戮、略奪が明るみに出たことが大きい。

 そこでアメリカの支配者たちは議会やメディアの世界から自分たちに批判的な人びとを排除、内部告発を難しくする仕組みを作っていく。有力メディアの所有規制を緩和したのもその一環だ。

 その一方、1983年1月にロナルド・レーガン大統領がNSDD77に署名してプロジェクト・デモクラシーやプロジェクト・トゥルースと名づけられた心理戦を始める。アメリカを拠点とする巨大資本にとって都合の悪い国家、体制を崩壊させるため、偽情報を流し、ターゲット国の文化的な弱点を利用して操ろうとしたのだ。

 勿論、西側の有力メディアはそのための道具にほかならない。侵略、破壊、殺戮、略奪を正当化するため、彼らはそうした行為に民主、自由、人道などというタグをつける。一種の幻術だが、多くの人びとに対して効果的だ。

 神は全ての人間を監視、その運命を左右する能力を持つ。すでに監視カメラで街は埋め尽くされているが、それだけでないことは本ブログで繰り返し書いてきた。彼らは新型コロナウイルスの騒動を利用してさらに監視体制を強化しようとしている。思想、心理、行動レベルで個人を管理するため、ワクチンと5Gは重要な技術だ。






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最終更新日  2020.07.01 14:50:09



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