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《櫻井ジャーナル》

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2020.09.19
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 イランのナタンズにあるウラン濃縮施設が7月2日に爆破されて遠心分離機がダメージを受けたが、これはイランに核開発を止めさせるため、​警告としてイスラエルが実行したとエルサレム・ポスト紙が伝えている​。6月25日にテヘランの東で爆弾攻撃があってから十数カ所が破壊されたと見られているが、そのひとつだ。

 ウラン濃縮施設での爆破について、クウェートの新聞はイスラエルによるサイバー攻撃だとしていたが、ニューヨーク・タイムズ紙は中東の情報機関幹部の話として、​イスラエルが強力な爆弾を使って破壊した​と伝えている。今回の記事はニューヨーク・タイムズ紙に近い。

 そのニューヨーク・タイムズ紙の報道に関し、狂信的なユダヤ至上主義者と言われている​アビグドル・リーバーマン​は、その情報源としてイスラエルの情報機関モサドのヨシ・コーエン長官だとほのめかす発言をしている。

 その後、8月4日にはレバノンの港で2度の大きな爆発があった。最初は午後6時過ぎで、数分後にはさらに大きな爆発。2番目はインターネット上に流れている映像には核爆発を思わせるキノコ雲や衝撃波が映っていて、核爆発を連想させるものだった。

 最初の爆発はイスラエルが発射した対艦ミサイルガブリエル、2度目の爆発はF16が発射した核弾頭を搭載したデリラだとする話も伝えられている。ミサイルが写った映像は偽物だと宣伝されたが、いくつかの映像が残っていて、ミサイルによる攻撃だった可能性は小さくない。

 爆発があったのは港の倉庫街。爆発後に撮影された写真には大きなクレーターが写っている。その破壊力から小型核爆弾、あるいはイスラエルの新兵器が使われたとする推測が語られている。しかも爆発があった当時、アメリカ軍のP-8A哨戒機やEP-3E電子偵察機、合計4機がレバノン沖を飛行していた。

 レバノンで2005年2月にラフィク・ハリリが暗殺されたが、ハリリが乗っていた装甲車両に同乗、負傷してフランスの軍事病院で治療を受けたバッセル・フレイハンから濃縮ウランが検出されている。

 2006年7月から9月にかけてイスラエル軍はレバノンに軍事侵攻、ヒズボラに敗北しているが、その直後に現地入りしたウルスター大学のクリストファー・バスビー教授は現場で濃縮ウランを見つけたという。

 そのバスビー教授は2011年10月、イラクのファルージャで住民を調べた結果を明らかにしているが、その中で​濃縮ウランが人の髪の毛や土の中から検出された​と語っている。劣化ウラン弾ではない何らかの核兵器が使われた可能性があると言うことだ。

 言うまでもなく、中東には核兵器保有国が存在する。イスラエルだ。1986年10月にサンデー・タイムズ紙が掲載したモルデカイ・バヌヌの内部告発によると、その当時、イスラエルが保有していた核弾頭の数は150から200発。水素爆弾をすでに保有、中性子爆弾の製造も始めていたという。中性子爆弾は実戦で使う準備ができていたとしていた。使うチャンスがあれば使うということだ。

 また、イツァク・シャミール首相の特別情報顧問を務めたアリ・ベンメナシェによると、1981年に時点でイスラエルがサイロの中に保有していた原爆の数は300発以上におよび、水爆の実験にも成功していた。(Seymour M. Hersh, "The Samson Option", Faber and Faber, 1991)ジミー・カーター元米大統領はイスラエルが保有する核兵器の数を150発だとしている。(BBC, May 26, 2008)







最終更新日  2020.09.19 03:00:45



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