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《櫻井ジャーナル》

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2020.11.05
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 アメリカの大統領選挙は混乱の度合いを増している。投票所では​開票作業の公開を求める人などの様子​も伝えられているが、最大の問題は郵便投票のようだ。日本では期日前投票に疑惑の目が向けられているが、アメリカの場合は郵便投票。

 ネオコンに担がれたジョージ・W・ブッシュが大統領に選ばれた2000年の選挙では正体不明の「選挙監視員」による投票妨害が報告されているほか、バタフライ型投票用紙などが原因になった混乱があった。実際の投票数と出口調査の結果が違うとも指摘された。

 2000年の選挙は事実上、ブッシュとアル・ゴアが争ったのだが、その前年には出馬を否定していたジョン・F・ケネディ・ジュニア、つまりJFKの息子が最も支持されていた。もしケネディ・ジュニアが立候補した場合、民主党と共和党以外の候補者が大統領になる可能性もあったのだが、ケネディ・ジュニアは1999年7月16日に不可解な飛行機事故で死亡している。

 ブッシュの次に大統領となったバラク・オバマはCIAとの関係が深いと言われ、​30年間に9000億ドルから1兆ドルを30年間に核兵器分野へ投入​するという計画を2014年9月に打ち出した。

 また、中東や北アフリカではジハード傭兵を使った侵略戦争、ドローン(無人機)を利用した暗殺、ウクライナではネオ・ナチを使ったクーデターなどを実行、任期最後の年、​2016年には2万6171発の爆弾を投下​したと伝えられている。

 オバマはロシアとの関係を悪化させることに熱心で、任期が終わる直前の2016年12月には外交官35名を含むロシア人96名を追放した。ロシアとの関係修復を訴えて当選したドナルド・トランプへの置き土産だったのだが、結局、トランプもその政策を継続した。

 ヒラリー・クリントンも反ロシアではオバマと同じ。彼女に近い​マイク・モレル​元CIA副長官(2011年7月1日から9月6日、12年11月9日から13年3月8日の期間は長官代理)は2016年8月、チャーリー・ローズのインタビューでロシア人やイラン人に代償を払わせるべきだと語り、司会者からロシア人とイラン人を殺すという意味かと問われると、その通りだと答えている。

 モレルは口先だけの人間ではなかったようで、例えば、2016年11月8日にニューヨークのロシア領事館で副領事の死体が発見され、12月19日にはトルコのアンカラでロシア大使が射殺された。

 12月20日にはロシア外務省ラテン・アメリカ局の幹部外交官が射殺され、12月29日にはKGB/FSBの元幹部の死体が自動車の中で発見され、17年1月9日にはギリシャのアパートでロシア領事が死亡、1月26日にはインドでロシア大使が心臓発作で死亡、そして2月20日にはロシアの国連大使だったビタリー・チュルキンが心臓発作で急死している。

 こうした外交官はモレル発言の後の死者だが、2015年11月5日にはアメリカ政府が目の敵にしてきたRTを創設した人物がワシントンDCのホテルで死亡したほか、2016年9月6日にはウラジミル・プーチンの運転手が載った自動車へ暴走車が衝突、その運転手は死亡した。

 2016年の大統領選挙でトランプと争ったヒラリー・クリントンは上院議員の時代から軍需企業のロッキード・マーチンを後ろ盾にしていたが、巨大金融資本とも関係が強く、投機家のジョージ・ソロスから支持を受けていたことが露見した電子メールで明らかになった。

 またヒラリーはシオニストの一派であるネオコンからも支援され、ネオコンの中枢グループに属しているビクトリア・ヌランドの友人。彼女の側近中の側近、フーマ・アベディンはムスリム同胞団と強く結びついている。

 このヒラリーを当選させるため、CIA、FBI、司法省、MI6(イギリスの情報機関)などが支援、まず民主党内のライバルで支配者グループにとって好ましくなかったバーニー・サンダースを潰している。その上でトランプに対する攻撃を始めたのだ。

 アメリカの選挙とはこうしたものにすぎない。アメリカの支配者は戦略的に重要な国に自立した民主的な政権ができると潰してきた。昔は海兵隊を投入、第2次世界大戦後はCIAの秘密工作、1990年代からは有力メディアに加え、広告会社の果たす役割が重要になっている。






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最終更新日  2020.11.05 12:22:32



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