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《櫻井ジャーナル》

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2020.11.29
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 イランの科学者、モフセン・ファクリザデが11月27日にイランの首都テヘランの近くで暗殺された。ファクリザデはイラン国防省のSPND(国防革新研究機構)を率いていた人物で、イスラエルはイランの核兵器製造計画を率いていたと主張、イランはそのイスラエルが暗殺したとしている。ネオコンの宣伝機関のひとつで、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフと対立関係にある​ニューヨーク・タイムズ紙も暗殺の背後にイスラエルの情報機関が存在しているとする証言を伝えている​。

 本ブログではすでに書いたことだが、アメリカのマイク・ポンペオ国務長官がサウジアラビアを訪問した際、​イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とモサドのヨッシ・コーエン長官もサウジアラビアを極秘訪問​、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子を交えて会談したと伝えられていた。

 ドナルド・トランプ大統領はマーク・エスパー国防長官を解任してクリストファー・ミラーを国防長官代理に据え、その上級顧問としてダグラス・マグレガーを雇い入れた。このマグレガーはイスラエル・ロビーのアメリカに対する影響力の大きさに批判的な人物で、ポンペオ国務長官やジョン・ボルトン元国家安全補佐官はイスラエル・ロビーからカネを受け取って大金持ちになったと批判している。

 現在、トランプ大統領とポンペオ国務長官の間に対立が生じている可能性が高いが、このポンペオはマイク・ペンス副大統領と同じようにキリスト教系カルトの信者、つまりキリスト教系シオニストだ。トランプがアメリカ軍を中東から引き上げさせる前に新たな戦争を始めようと目論んでいる可能性もある。ネタニヤフに大きな影響力を持つカジノ経営者の​シェルドン・アデルソンはイランを核攻撃で脅すべきだと2013年に主張していた。

 ポンペオはサウジアラビア入りする前、イスラエルが併合しつつあるヨルダン川西岸、イスラエルが不法占拠しているシリア領のゴラン高原を訪問してパレスチナを含むイスラム世界を挑発していた。イスラエル軍はここにきてシリアの首都ダマスカスの近くを攻撃しているが、これも中東の軍事的な緊張を高めることが目的かもしれない。

 バラク・オバマは任期を終える直前、2016年12月に外交官35名を含むロシア人96名を追放するなどしてロシアとの関係を悪化させ、軍事的な緊張を高めていたが、これに対し、トランプ側はロシア政府に対し、報復を自重して次の政権まで待つように求めていた。そのメッセージを伝えていたと言われているのがマイケル・フリン元DIA局長。そのやりとりを民主党や有力メディアだけでなくCIAやFBIも「ロシアゲート」だとして攻撃していた。






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最終更新日  2020.11.29 11:12:50



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