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《櫻井ジャーナル》

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2021.03.22
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 ジョー・バイデンを排除し、カマラ・ハリス副大統領を大統領しようと目論んでいる勢力が存在するのではないかという噂がある。​2019年1月にはハリスが民主党の候補者になるとする記事が現れ、その年の7月にはネオコンの​ニュート・ギングリッチも同じことを書いていた​。副大​統領が大統領に昇格することは過去にもあったわけで、ありえない話ではない。

 ドナルド・トランプが大統領になった直後にもそうした話が流れた。2017年3月14日にツイッターに​マイケル・ペンス副大統領を大統領にする計画が推進中​だとジュリアン・アッサンジの解放を求める法的なキャンペーンを行っているグループが書き込んでいる。

 実際に副大統領から大統領に昇格したケースには、例えば、フランクリン・ルーズベルトが1945年4月12日に急死したことを受けて大統領になったハリー・トルーマン。シオニストの富豪、エイブラハム・フェインバーグをスポンサーにしていた。

 実は、その年の1月まで副大統領は反ファシストで、ルーズベルトから信頼されていたヘンリー・ウォーレスだった。そのウォーレスを民主党の幹部が副大統領の座から引きずり下ろしていたのだ。ルーズベルトが死んだ翌月にドイツが降伏。大戦後にアメリカではジョセフ・マッカーシー上院議員を中心に「赤狩り」というタグをつけた「反ファシスト狩り」が展開され、反ファシスト派は粛清されてしまう。その一方、CIAはナチスの元高官や協力者を救出、保護、さらに雇用している。

 イスラエルの核兵器開発に厳しい姿勢で臨み、ソ連との平和共存を打ち出し、インドシナからのアメリカ軍撤退を決めていたジョン・F・ケネディが1963年11月22日にテキサス州ダラスで暗殺された後、副大統領だったリンドン・ジョンソンが大統領に昇格している。ジョンソンのスポンサーもエイブラハム・フェインバーグだった。

 デタント(緊張緩和)を打ち出したリチャード・ニクソンの場合、ウォーターゲート事件で失脚、副大統領だったジェラルド・フォードが大統領に昇格する。フォード政権ではデタント派が粛清され、ネオコンが台頭してくる。

 ニクソンと大統領選挙を戦ったのはフォードでなく、スピロ・アグニューだった。このアグニューが汚職事件の捜査対象となって1973年10月に辞任、下院議員だったフォードに交代していたのだ。

 カマラ・ハリスを支援していた有力者はギングリッチだけでなかったと見られている。ギングリッチの記事が出た頃、ハリスの支持率は上昇するのだが、すぐに下降。2019年12月3日に彼女は候補者選びレースからの離脱を宣言するが、その時の支持率は3%台だった。全く人気がなかったのだ。そのハリスをバイデンは副大統領候補に指名。不人気な人物を選んだことに驚く人もいて、敗北の道を選んだと勘ぐる人もいた。国民から嫌われている人物を大統領にするひとつの手段という見方もある。

 ハリスは2004年1月から11年1月までサンフランシスコ第27地区検事を、また11年1月から17年1月までカリフォルニア州司法長官を務めている。その当時、ハリスは冤罪の可能性が高いと言われているケビン・クーパーという死刑囚のDNA鑑定を求める訴えを退けているのだが、それ以外にも司法の当事者として不適切なことを行っていたと言われている。

 州司法長官時代のカマラは人びとを刑務所へ入れることに熱心で、不登校の子どもの親も刑務所へ送り込んでいたほか、安い労働力を確保するため、保釈金を引き上げて仮出所を拘束し続けたと言われている。支配者たちが隠している秘密を明らかにする手助けをしていたウィキリークスに対してもハリスは厳しい姿勢を見せ、この団体を支持しないと語っている。

 一方、社会的に強い立場の人には寛容なようで、例えば、支払いが滞っている自宅所有者を正当な手続きを経ずに追い出し、その家を競売にかけるということを行い、起訴が相当だとされたワンウエストに対する法手続きをハリスのオフィスは拒否している。

 このハリスはCNAS(新アメリカン・セキュリティー)からアドバイスを受けてきた。ノースロップ・グラマン、ロッキード・マーチン、レイセオンのような軍需産業、そして石油企業や国務省から資金を受け取っているシンクタンクだ。






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最終更新日  2021.03.22 12:46:14



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