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《櫻井ジャーナル》

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2021.12.23
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 ​WHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長​は12月20日に出した声明の中で、クリスマスに人びとは集うなと要求した。「催しをキャンセルするか、人生をキャンセルするか」というのである。その口実は「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)」への対策。

 21日には​ジョー・バイデン米大統領​が「SARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)」の変異種だとされる「オミクロン」によって今年の冬に深刻な病気によって死者が出ると恫喝、その責任を「COVID-19ワクチン」の非接種者に押しつけた。その前、19日にはNIAID(国立アレルギー感染症研究所)の​アンソニー・ファウチ​所長はクリスマスに集わず、外出しないように求めている。

 今年11月にボツワナや南アフリカで見つかった「オミクロン」は昨年11月にインドで見つかった「デルタ」より伝染速度が速いと宣伝されているが南アフリカでは入院患者が増えているわけでなく、深刻な事態とは言えないと​南アフリカ政府の主席顧問を務めるバリー・シューブが語った​。その後も、シューブの話を裏づける報告が出ている。

 WHOの事務局長、アメリカ大統領、NIAID所長らが世界を収容所化させる口実に使っているSARS-CoV-2が単離されたという話は聞かないうえ、感染拡大の根拠にされたPCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査は分析のために開発された技術。特定の遺伝子型を試験管の中で増幅するのだが、増幅できる遺伝子の長さはウイルス全体の数百分の1程度にすぎない。その遺伝子が存在するかどうかを調べるためのもので、定量分析には向かないということだ。

 増幅サイクル(Ct)を増やしていけば医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になり、偽陽性が増えていくことも知られている。偽陽性を排除するためにはCt値を17以下にしなければならず、35を超すと偽陽性の比率は97%になるとも報告されている。

 2020年3月19日に国立感染症研究所が出した「病原体検出マニュアル」のCt値は40で、医学的には無意味。「陰性証明」も意味はない。こうしたPCR検査だが、「パンデミック」を演出するという政治的な目的を達成するためには有効だった。

 アダノムは2021年だけで330万人がCOVID-19によって死亡したとしているのだが、それを裏づける証拠はない。COVID-19騒動では最初から死者の水増しが行われていた。CDC(疾病予防管理センター)は昨年4月、死亡した患者の症状がCOVID-19によるものだと考えて矛盾しないなら、死因をCOVID-19として良いと通達、同じ時期に同じ趣旨の通達をWHOも出している。

 この通達をアメリカのスコット・ジャンセン上院議員は2020年4月8日にFoxニュースの番組で指摘している。病院では死人が出ると検査をしないまま、死亡診断書にCOVID-19と書き込んでいるというのだ。そうすることによって病院が受け取れる金額が多くなるからだという。また人工呼吸器をつけると受け取れる金額が3倍になることから必要のない感じに使われることがあり、それが原因で死亡するケースもあったようだ。

 COVID-19で死亡したとされる人の平均はどの国でも80歳に近く、しかも大半の人は心臓病、高血圧、脳卒中、糖尿病、悪性腫瘍、肺疾患、肝臓や腎臓の病気を複数抱えていた。CDCでさえ昨年8月、COVID-19だけが死因だと言える人は全体の6%にすぎないと認めている。

 イタリアでは健康省の科学顧問を務めるウォルター・リッチアルディは早い段階で、​SARS-CoV-2を直接的な原因として死亡した人数を全体の12%​だとしていたほか、​ビットリオ・スガルビ議員​はこのウイルスが原因で死亡したとされる患者のうち96.3%の死因は別に死因があると主張していた。

 また、​リスボンの裁判所が公表したデータ​によると、2020年1月から21年4月までにCOVID-19で死亡した人の数は政府が主張する1万7000名ではなく152名だという。0.9%だ。

 その一方、「COVID-19ワクチン」によって多くの人が深刻な副作用で苦しみ、死亡していることは確実である。今後、中長期でどのような副作用が現れるかは不明だ。CDC(疾病予防管理センター)とFDA(食品医薬品局)が共同で運用している​VAERS(ワクチン有害事象報告システム)への自主的な報告​によると、「COVID-19ワクチン」を接種した後に死亡した人の数は12月10日現在、2万0244名。過去の例から実際の1%未満あるいは10%程度にすぎない言われている。実際はこの10倍から100倍、つまり20万人から200万人に達すると見られている。

 こうした状況で「ワクチン」の接種を強制することは犯罪的である。その犯罪的な​強制接種を打ち出しているバイデン大統領に抗議​するためにFDAの「ワクチン研究評価室」で室長を務めていたマリオン・グルーバーと生物学的製剤評価研究センターのフィリップ・クラウス副センター長は辞任した。

 このふたりも執筆者に名を連ねている報告をイギリスの医学誌「​ランセット​」が9月13日に掲載、その中で「COVID-19ワクチン」の追加接種(ブースター)を慌てて頻繁に実施することは危険だとされている。「mRNAワクチン」を利用したBioNTech/ファイザーの製品とモデルナの製品は「心筋炎」を、またアデノウイルスをベクター(遺伝子の運び屋)に利用したジョンソン・アンド・ジョンソンやオックスフォード/アストラゼネカの製品はギラン・バレー症候群(根神経炎の一種)を引き起こす恐れがあるとしている。

 その危険な「ワクチン」を接種しない人間を社会から隔離するべきだと主張する人も少なくないが、そのひとりが「リベラル」な学者とされてきた​ノーム・チョムスキー​である。こうした「対策」を迅速に行うよう求めることは、迅速に「ファシズム化」を進めるように求めているようなものだ。






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最終更新日  2021.12.23 10:51:33



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