カテゴリ:カテゴリ未分類
アメリカのCDC(疾病予防管理センター)はSARS-CoV-2(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)への感染を確認するため、「2019年新型コロナウイルス(2019-nCoV)リアルタイムRT-PCR診断パネル」を利用してきた。そのEUA(緊急使用許可)の発行をFDA(食品医薬品局)に求めたのは昨年2月のことだ。この方法は「COVID-19(2019年-コロナウイルス感染症)」の診断のみに使うものだったが、8月にはインフルエンザA型とインフルエンザB型も検出できる方法が開発されたとされていた。 しかし、この検査方法のEUAを12月31日以降、取り下げるとCDCは7月21日に発表、SARS-CoV-2とインフルエンザ・ウイルスを区別できる手段を探すように求めている。つまり、これまで使ってきた方法ではSARS-CoV-2とインフルエンザ・ウイルスを区別できないということ。その使用期限が迫っている。 この発表が出る前、5月1日にカリフォルニア大学、コーネル大学、スタンフォード大学を含む7大学の研究者は、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)検査で陽性になった1500サンプルを詳しく調べたところ、実際はインフルエンザウイルスだったと発表している。この結論をカリフォルニア大学は間違いだと主張したが、その根拠は示されていない。CDCもこの報告を認めざるをえなかったのかもしれない。 「リアルタイムRT-PCR診断パネル」の期限が迫る中、登場してきたのが「オミクロン」だ。根拠もなく、WHO(世界保健機関)のテドロス・アダノム事務局長、アメリカのジョー・バイデン大統領、そしてアンソニー・ファウチNIAID(国立アレルギー感染症研究所)所長は恐怖を煽っている。相変わらず日本はアメリカの「権威」に追随。 本ブログでも繰り返し書いてきたことだが、PCRは特定の遺伝子型を試験管の中で増幅する技術で、増幅できる遺伝子の長さはウイルス全体の数百分の1程度にすぎない。増幅の回数(Ct値)を増やしていけば医学的に意味のないほど微量の遺伝子が存在しても陽性になるだけでなく、偽陽性の確立が増えていくことも知られている。偽陽性を排除するためにはCt値を17以下にしなければならず、35を超すと偽陽性の比率は97%になるとも報告されているのだが、2020年3月19日に国立感染症研究所が出した「病原体検出マニュアル」のCt値は40。医学的には無意味なことを行い、パンデミックを演出してきたことになる。 演出の重要な手段がなくなっても宣伝の手段は健在であり、来年も「COVID-19騒動」を続けるつもりだろうが、その一方で「COVID-19ワクチン」の深刻な副作用がこれまで以上に酷くなる可能性がある。しかもアメリカ政府が続けてきたロシアや中国に対する軍事的な恫喝が両国の設定したレッドラインに到達、極めて危険な状態になっている。1962年のキューバ危機より危険だとする人もいる。
最終更新日
2021.12.28 00:00:05
|