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《櫻井ジャーナル》

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2022.09.17
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 ウクライナ北東部のハリコフ州へウォロディミル・ゼレンスキー大統領が送り込んだ部隊は「反転攻勢」に転じ、ロシア/ドンバス(ドネツクやルガンスク)は敗走したと西側の有力メディアは興奮気味に伝えていたが、抵抗に遭わないことを不思議だと思わなければならなかった。

 この地域はステップ(大草原)で、隠れることが困難だということは本ブログでも指摘した。ロシア軍は制空権を握っているほか、高性能ミサイルも保有している。西側で崇められているHIMARS(高機動ロケット砲システム)と同等、あるいはそれを上回る性能の兵器もあるわけで、NATO/キエフ軍を進撃させていることがおかしいのだ。

 ロシアに対する差別感情が叩き込まれ、アメリカを崇拝している人びとは気づかなかったようだが、トラップだと考えるべきだった。実際、NATO/キエフ軍がハリコフへ深く入り込むのを待ち、ロシア/ドンバス軍は航空兵力やミサイルによる激しい攻撃を開始、侵攻軍に大きな損害を与えたと伝えられている。

 NATO/キエフ軍は南部のヘルソンでも似たことを行い、西側の有力メディアは「ロシア軍の防衛線が崩れた」と騒いでいたが、これもトラップで、大きな損害を受けている。今回はヘルソンの時よりダメージが大きいと言われている。

 2月24日から戦っていたウクライナの軍や親衛隊は壊滅状態で、現在は新兵やNATO加盟国で軍事訓練を受けた兵士が前面に出ているようだ。アメリカ陸軍のデルタ・フォース(第1特殊部隊デルタ作戦分遣隊)、イギリス陸軍のSAS(特殊空挺部隊)、ポーランドなど周辺国の軍人、あるいは2014年2月から送り込まれているアメリカなどの傭兵会社の戦闘員も戦闘に参加している。インターネット上には​流暢なアメリカ訛りの英語を話す「ウクライナ軍兵士」の映像​も流れている。ハリコフへの攻撃にはイギリスで訓練を受けていた部隊が投入された

 アメリカを含む世界各地のファシスト団体のメンバーもウクライナへ入っているようだが、シリアのアル・タンフにあるアメリカ軍の基地で訓練を受けたダーイッシュ(IS、ISIS、ISIL、イスラム国などとも表記)の兵士もいるとされている。ユーゴスラビアを攻撃した時にもアメリカ/NATOはアル・カイダ系武装集団を使い、その中にはオサマ・ビン・ラディンも含まれていた。

 昨年11月からバレリー・ザルジニー軍最高司令官の顧問を務めているネオ・ナチのドミトロ・ヤロシュはクーデター直後の2014年3月に声明を発表、その中でチェチェンやシリアでロシアと戦ったサラフィ主義者(ワッハーブ派、タクフィール主義者)などイスラム系の武装集団への支援を表明している。

 こうした傭兵に最新兵器の使い方を訓練して使い、アメリカなどの情報機関から相手の動きなどに関する重要な情報が提供されるだけでなく作戦の指揮もNATOが行うようだ。ウクライナでの戦闘は事実上、ロシアとNATOの戦い。戦場がウクライナだというだけである。

 その戦闘でアメリカ/NATOやゼレンスキー政権は兵士の犠牲を厭わない作戦を繰り返している。「玉砕」も命じていた。NATO軍は関東軍を思い起こさせる。






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最終更新日  2022.09.17 00:00:07



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