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アメリカのジェイク・サリバン国家安全保障補佐官が11月4日にキエフでウォロディミル・ゼレンスキー大統領と会談、揺るぎない支援を約束し、4億ドルの新たな軍事援助を申し出た。サリバンはジョー・バイデン政権におけるネオコンの中心的な存在だと言われている。 そのサリバンのほかロイド・オースチン国防長官やマーク・ミリー統合参謀本部議長、そして国務省や情報機関の高官と会うためにイギリスのベン・ウォレス国防相は10月18日、アメリカを秘密裏に訪問している。通信のセキュリティーに不安があったと考える人もいたが、その直後にその推測を補強する情報が出てきた。「ジョーカーDPR」と名乗るハッカー・チームがウクライナ軍の指揮統制プログラムにハッキングしたと主張したのだ。 10月23日、ロシアのスプートニクは「複数の国の信頼できる匿名の情報源」から得た情報として、キエフのウォロディミル・ゼレンスキー政権がロシアを装い、「汚い爆弾(放射能爆弾)」を爆発させようとしていると報じている。西側の有力メディアを使ってロシアに責任をなすりつけ、反ロシア宣伝を世界規模で展開しようとしているとしているというのだ。その「汚い爆弾」は西側の管理下、ドニプロペトロフシクにある東部採掘加工プラントやキエフ核研究所で製造されるとする情報も伝えた。ウォレス国防相はアメリカ側と核戦争について話し合ったと推測する人もいる。 また、9月26日に「ノード・ストリーム」と「ノード・ストリーム2」が爆破された際、ロシアのガスプロムはガスの流出で圧力が低下している事実を異常アラームで知った1分後、イギリスのリズ・トラス首相(当時)はiPoneでアメリカのアントニー・ブリンケン国務長官へ「やった」というテキストのメッセージを送ったことが判明。この通信をロシア側は傍受していたと見られている。そのトラスは10月25日に突如辞任、10月29日にロシア国防省はノード・ストリームを破壊したのはイギリス海軍だと発表した アメリカのジョー・バイデン大統領は大統領に就任してから間もない昨年3月16日、ABCニュースの司会者からウラジミル・「プーチンは人殺しだと思うか?」と問われ、「その通り」と答えている。それ以降、バイデン政権はロシアや中国に対する経済戦争を開始、軍事的な挑発を強めていった。 アメリカ/NATO軍は昨年の3月から6月にかけて「デフェンダー-ヨーロッパ21」、5月から6月にかけて「ステッドファスト・でフェンダー2021」、そして11月から12月にかけて「ポラリス21」と名付けられた軍事演習を実施。ポラリスでは23隻の艦船、潜水艦1隻、65機の航空機、NATOに加盟する6カ国から約6000名が参加して地中海を制圧することを目的にしていた。アメリカ/NATOの挑発でロシア軍がウクライナへ軍事侵攻した場合、フランスの空母艦隊がロシアを攻撃、イギリス軍はウクライナの海軍基地へ入港でき、そこをロシア攻撃の拠点として使えることになっていたと報道されている。 こうした対ロシア戦争の準備を指揮していたのはサリバン保障補佐官のはず。そのサリバンがキエフへ乗り込み、ゼレンスキーに「揺るぎない支援」を約束したのは、当初の計画が崩れたからかもしれない。
最終更新日
2022.11.07 00:00:07
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