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ウォロディミル・ゼレンスキー大統領を含むウクライナ政府の代表団が国連総会に出席したが、その際、メンバーは笑顔を見せなかった。アメリカのジョー・バイデン政権との間に亀裂が生じているとも言われているが、その推測を確認させる光景だと言う人もいる。 すでにゼレンスキー政権とバイデン政権との関係がギクシャクしていることは9月6日のミサイル攻撃でも指摘されていた。この日、ドネツクのコンスタンチノフカがミサイルで攻撃され、十数人が死亡し、30人以上が負傷したとされている。 ゼレンスキー政権は攻撃の直後からロシア軍によるものだが宣伝、西側のメディアはその主張を垂れ流していたが、同政権の代表団がニューヨークに到着した9月18日、ニューヨーク・タイムズ紙は、この攻撃がブーク発射システムによって発射されたウクライナの防空ミサイルによるものである可能性が高いとする分析を掲載している。これまでネオコンの広報紙的な役割を果たしてきたニューヨーク・タイムズ紙が伝えていることに注目する人は少なくないだろう。 ウクライナ政府が公開した映像を見ると、ミサイルはウクライナ軍がいる北西から飛来している。それは自動車のルーフに映っていたミサイルの動き、また通行人が北西の方向を見ていることからもわかる。また映像には発射音と爆発音が記録されているが、その間隔から発射地点が近くにあることがわかる。ロシア軍がいる場所はそこから20キロメートル以上離れているのだ。 アメリカでは有力メディアだけでなく映画界もゼレンスキー政権を支援してきた。ハリウッドのスターのひとりであるショーン・ペンはアーロン・カウフマンと共同で「スーパーパワー」と題するドキュメンタリー映画を監督した。これはゼレンスキーを英雄視する映画だ。 ペンもアメリカ政府の姿勢が変化していると感じているようで、CBSニュースの番組「フェイス・ザ・ネイション」に出演した際、バイデン政権が早い段階にF-16戦闘機を提供しなかったと不満を口にしている。 F-16は古いタイプの戦闘機で、「空飛ぶダンプカー」と呼ばれているF-35より戦闘能力があっても、ロシアの最新鋭機の敵ではない。その旧タイプの戦闘機を投入して意味があるとするならば、核ミサイルを発射できることだ。つまり、F-16を引き渡すということは核戦争の準備をすることに等しい。ペンは核戦争の危険性を認めているものの、可能性は低いと主張している。 ペンと同じようなことを主張していた軍人も存在する。2013年5月から16年5月までSACEUR(NATO欧州連合軍最高司令官)を務め、ネオコン/シオニストと強く結びついているフィリップ・ブリードラブ大将は核戦争への恐怖がプーチンに対する適切な対応を西側はとれないのだと主張していた。 ペンたち以外にもゼレンスキーに関するドキュメンタリーを制作した人がいる。アメリカ海兵隊の元情報将校で、UNSCOM(国連大量破壊兵器廃棄特別委員会)の主任査察官を務めた経験のあるスコット・リッターだ。 彼は2部構成のドキュメント「エージェント、ゼレンスキー」をフランスの元情報機関員エリック・デネーゼと共同で制作、その中でゼレンスキー大統領はイギリスの対外情報機関MI-6の命令で動いていることを明らかにしている。(パート1、パート2) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2023.09.21 00:09:21
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