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2026.03.09
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 ​アメリカとイスラエルは2月28日にイランを攻撃したが、その1週間前、トゥルシ・ギャバード国家情報長官の下で作成された国家情報会議(NIC)の機密報告書がワシントン・ポスト紙にリークされた​。アメリカがイランに対して大規模な攻撃を仕掛けたとしても、このイスラム共和国の根強い軍部および聖職者組織を転覆させる可能性は低いとその報告書は評価している。

 最高指導者のアヤトラ・アリ・ハメネイ師を含むイランの要人を殺害してドナルド・トランプ大統領の対イラン攻撃は始められ、イランだけでなくイスラム世界で反米感情が高まった。そして予測通り、体制転覆は実現できていない。世界を見渡しても、イランとの戦争でアメリカとイスラエルが勝利できると考える軍事の専門家は多くない。兵站や地理的な条件を考えるだけでもそうした結論になる。それでもアメリカ/イスラエルが勝てると主張する人は、プロパガンダを生業としているのだろう。

 昨年6月13日から6月25日にかけてもアメリカとイスラエルはイランを攻撃した。その前、ロシア製防空システムのS-400やS-300をイランは保有していると見られていたのだが、持っていないことが判明。攻撃用のミサイルもイランが自力で開発したものだった。イランが発射してミサイルはイスラエルの軍事基地、情報機関モサドの本部や軍の情報部アマンの兵站拠点に命中、さらに軍事研究の拠点だったワイツマン科学研究所も破壊されていた。

 昨年6月の攻撃では開始直後に防空システムが麻痺、回復までに10時間ほどかかった。それでもアメリカやイスラエルの想定より早かったのだが、今回の報復攻撃では90分後に報復攻撃を始めている。しかもイスラエルの軍事施設だけでなく、カタールにあるアル・ウデイド空軍基地、クウェートのアル・サレム基地、アラブ首長国連邦のアル・ダフラ空軍基地、バーレーンのアメリカ軍第5艦隊基地を含む27基地を攻撃している。キプロスの基地もドローンで攻撃された。アメリカ/イスラエル軍によるテヘランへの攻撃は派手に伝えられているが、攻撃された地点を見ると西側に集中、両国軍はイランでの制空権を握れていないようだ。




 サウジアラビアの石油施設も破壊されたが、​タッカー・カールソンによると、サウジアラビアとカタールでイスラエルの情報機関モサドの工作員が逮捕されたという。その工作員は両国で爆破を計画、つまり偽旗作戦を実行しようとしていた可能性がある。

 イランのマスード・ペゼシュキアン大統領はイランが発射したミサイルとドローン攻撃の影響を受けた近隣諸国に対して個人的に謝罪したのだが、イランに向かってミサイルを発射する基地のある国に対する報復攻撃は当然だとする批判の声がイラン国内ではあがっている。現在、イランはペゼシュキアン大統領でなく、最高国家安全保障会議のアリ・ラリジャニ長官を中心に動いているようだ。

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【​Sakurai’s Substack​】

【​櫻井ジャーナル(note)​】






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最終更新日  2026.03.09 01:21:35



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